/モウリーニョとトッテナムが直面するエリック・ダイアーをめぐるジレンマ

モウリーニョとトッテナムが直面するエリック・ダイアーをめぐるジレンマ

ダイアーを中心としたディフェンスの構築

今シーズンのディフェンスの脆さと中盤の機能不全は、トッテナムのトップ4争いへの期待を阻んできた。チェルシーやアーセナルと並んで、スパーズのディフェンスは41ゴールという、上位陣のなかで最も悪い記録を残している。

アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンのかつては難攻不落だったコンビが、30歳を過ぎてついに崩壊し始めた。モウリーニョがロックダウン後に執った采配で最も興味深いことは、タンギ・エンドンベレを除けば、このベルギー人コンビがプレーしていないことだろう。

ダイアーとダビンソン・サンチェスは、トッテナムの直近の2試合で180分プレーしており、全般的にはこれからもコンビを組むことが有望視されている。スパーズがマンチェスター・ユナイテッドと1-1の引き分けに持ち込んだ際に、ダイアーがポール・ポグバにファウルをしてPKを献上しまい、ブルーノ・フェルナンデスがこれを決めている。

ポグバのプレーは、ダイアーが接触せずにはいられない絶妙なポジションをとった狡猾なものだった。しかし、ダイアーにとってこの試合で犯したただ一つのミスだった。モウリーニョは試合後の評価を次のように述べている。

「エリックは完璧だった。彼は非常に強力なパフォーマンスをしていたと思うし、リーダーシップ、フィジカル、空中のあらゆるボールに圧倒していた。あらゆる1対1の場面でも絶対的に勝っていた」