ジョゼ・モウリーニョがトッテナムから「Spursy(スパージー)」のレッテルを振りからってくれているとエリック・ダイアーは語っている。
トッテナムのファンは長い間、掴みかけた勝利をあと少しのところで取り逃がし、タイトル争いにおいても期待を存分に膨らませてからの失敗を繰り返してきたことから、そのように呼ばれ嘲笑されてきた。
このスパーズのディフェンダーは、そのように呼ばれたスパーズの姿はもはや過去のものであり、モウリーニョがやって来たことによって真のタイトル候補に変貌し、13年ぶりのトロフィーを獲得に向かっていると考えている。
「前にも言ったように、僕らはリーグを2位に終わったシーズンもあったし、それでSpursyと呼ばれたことには、正直、かなりイラってきてたよね」
「僕らは2位に終わった。優勝できなかったってことで、周りはそれをSpursyと言ったんだ。これからこのチームが、そのような呼ばれ方を長く続けられることはないと僕は信じているよ」
「チームが僕らとの対戦で楽ができているとは思えない。僕たちはフィジカルが強靭で、アグレッシブで、決断力があり、優れた姿勢で戦っていると思うし、監督は間違いなく僕らに『プラス・アルファ』の武器を与えてくれた」
「彼は特定のポジションではより厳しく、個人でもチームとしても冷徹な姿勢をとるようになったから、間違いなく勝負強さを増しているよ」
前任のマウリシオ・ポチェッティーノのもとで2017年のプレミアリーグ2位、何度かの国内カップ戦での準決勝敗退、2019年のチャンピオンズリーグ決勝敗退などいくつかのニアミスを経験した後、モウリーニョは1年前にトッテナムの監督に就任し、チームを勝者に変えることを託された。