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アストンビラ戦で存在価値を見せつけたエリクセンとクラブの今後

土曜日にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた試合の前半と後半の違いを見てもわかるように、スパーズにおけるクリスチャン・エリクセンの存在価値とその未来の問題はさらに複雑になっている。

これから残り1年間の契約期間が終わった後にフリーで放出を迎えるよりは、今月中にこのミッドフィルダーから移籍金を得る方が良いと主張してきた人々は、これで考え直さざるを得なかった。出場したたったの26分間で、デンマーク代表ミッドフィルダーは3つのチャンスを作り出し、トッテナムの形勢を変えるのに大きな役割を果たした。

エリクセンが6月初に「新しい挑戦をしたい」と発表したとき、トッテナムの考えは、彼を1億ポンドほどで売り、ジオバニ・ロチェルソとおそらくもう一人の攻撃的な選手を獲得することだった。当時の考えでは、27歳のエリクセンをフリーで失うことは、耐えなければならない忌々しいことだった。その後、この方程式が変わった可能性がある。

国外の移籍マーケットが開いている残り数週間で移籍を容認し、移籍金を手にすることができるが、一方で1月までは新たな補強が一切できないため、替えの効かない司令塔を失ったことによってトップ4位を逃してしまうリスクがある。

アストンビラとの試合で分かったのは、彼の移籍を容認することがかなりのリスクであること。特にロチェルソが同じタイプの攻撃的プレーヤーではなく、レアル・ベティスからのローン移籍の後、新天地に適応するための時間も必要である。エリクセンは、過去3シーズンのそれぞれでリーグでの20を超える得点とアシストを記録してきた。

時計は動いている。エリクセンはユベントスとつながりがあったが、イタリアの移籍マーケットは日曜日に終わりを迎える。彼はスペインへの移籍を望んでいるようだが、こちらは9月2日に終わる。レアル・マドリードは彼に最も興味を持っているクラブだが、アヤックスのダニー・ファンデビークの方が優先されているようで、さらにスパーズが要求する5000万ポンドの移籍金を払うことは望んでいないだろう。

トッテナムはエリクセンが現在の週9万ポンドの給与から増額した新しい契約をクラブと結ぶことをあきらめていないが、それはありそうにない。もし彼が今シーズンを過ごすことになったとしても、土曜日の彼のプレーやボディーランゲッジからは、彼が他のクラブへの移籍のために不真面目な姿勢を見せることを示唆するものは何もなかった。

彼がピッチに入り、大きな歓声があがったとき、トッテナムは4-2-3-1のフォーメーションに切り替え、より創造的に変貌し、より横幅を広く使い、ピッチの前方へさらに5ヤードほど押し上げた。エリクセンの精度の高いパスは、それまでしっかりと防御していたビラの守備陣を引き割いた。

ソン・フンミンが出場停止処分の最後の試合となり、デレ・アリがハムストリングの負傷で出場が疑わしいなかで迎える土曜日のマンチェスター・シティとの試合で、エリクセンは先発する可能性が高い。

2ゴールを記録したハリー・ケインは、リーグ・タイトルを争う上ではミスの余地がほとんどない熾烈な環境下で、選手たちが完全にチームにコミットする必要があると述べていた。

「僕らは、クリスチャンのパス、アシスト、ゴールのクオリティをよく分かっている」

「僕らにとって最も重要なことは、彼がチームのためにすべてを出し尽くすということだ」

他の問題もくすぶっている。ヤン・フェルトンゲンは戦術的な理由で招集メンバーから外されたことに不満だった。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、ベンチにあまり多くのディフェンダーを入れたくなかったようで、1年前の開幕戦でトビー・アルデルヴァイレルトを外していた。ベルギー代表の2人のディフェンダーは、共にスパーズとの契約を1年残している。30歳のアルデルヴァイレルトは1年後にフリーで移籍することを考えているが、32歳のフェルトンゲンはまだ新しい契約をスパーズと結ぶことを望んでいる。

ビラは前半のカウンターからの強襲でトッテナムから先制ゴールを決め、他のプレミアリーグのクラブたちとも十分に渡り合えると確信を深めていた。