トッテナム・ホットスパーは新シーズンを前に、グレタル・スタインソンをパフォーマンス・ディレクターに任命し、スカウト・チームの強化に乗り出したとThe Athleticは理解している。
元ボルトン・ワンダラーズのディフェンダーであるスタインソンは、エバートンで採用と育成の責任者を3年間の努めて、12月に退任している。
スタインソンは、ノースロンドンのクラブでシニアとユースレベルを担当し、マネージング・ディレクターのファビオ・パラティチと密接に仕事をすることが予想されている。
40歳のスタインソンは、2018年に欧州担当のチーフスカウトとしてエバートンに入団し、退任時にはエバートンのフットボール・ディレクターだったマルセル・ブランズに次ぐ要職を務めていた。それ以前には、リーグ1(イングランド3部リーグ)のフリートウッド・タウンで約4年間テクニカル・ディレクターを務めていた。
元アイスランド代表のスタインソンは、フットボール界において高い評価を得ており、スティーブ・ヒッチェンがテクニカル・パフォーマンス・ディレクターを退任した穴を埋めて、スパーズの陣容を強化することになる。
またスパーズは、かつてマンチェスター・シティやアンデルレヒトのコーチを務めたサイモン・デイヴィスを、アカデミーの指導者に任命することも間近と見られている。
マンチェスター・ユナイテッドのユース育ちの元ミッドフィルダーである48歳のデイヴィスは、シティのユース・システムで数々の有力なタイトルを獲得して高い評価を受けた後、2019年にヴァンサン・コンパニとともにベルギーのクラブに移っている。
トッテナムではヘッド・オブ・メゾトロジー(育成論の責任者)になると見られており、このウェールズ人がアカデミー・マネージャーであるディーン・ラストリックとコーチング責任者のクリス・パウエルにサポートすることになる。
