/マウリシオ・ポチェッティーノのルーツから成功の秘密の数々がここに明かされる

マウリシオ・ポチェッティーノのルーツから成功の秘密の数々がここに明かされる

 

ポチェッティーノがクラブに来た時、体脂肪率は18%だったと後にケイン自身が認めている。即ち、エリートのストライカーとしては高すぎると言うことだ。その後、ケインが行っているコンディション調整と習慣化した体調ケアは、トレーニング場から数分のところに第2の家を確保。専任シェフを雇い、さらに決定的なことはぺレスのアドバイスである。おそらくそれこそがワールドクラスのエリート・プレーヤーとなったケインの飛躍にとって鍵となる要因であろう。

だが、ペレスは単なるフィットネスの権威者以上の存在である。『ブレイブ・ニューワールド』の中でポチェッティーノは、コーチとしてもモチベーションを与える役割としても、如何に彼のアシスタントが重要かを説明している。

「あの頃(2017年3月)私はキーマンの一人と非常に微妙は会話をした。その名前は私一人の胸にしまっておこう(ポチェッティーノは決してその名を明らかにはしていないが、状況から判断するとソン・フンミンと思われる)。それは我々にとって2度目の会話で2年ぶりのことだった。ヘススに事前に話をしてもらった。彼らは1時間ほど話し込んでいた」

「最後に話をまとめるために入り込んだんだ。ヘススはこんな感じのことを繰り返してた。『君はトレーニングではこうするんだ。試合ではああして、それは戦術なんだよ』と。私は契約上の話をした。『こういうことを続けるのなら、君を必要とはしなくなるよ』。結局、彼にビデオを見せることとなった。彼はその試合の中で2度、前に出るべきところなのに保守的な反応を見せていることがはっきり分かった。その決断は彼自身やチームにも影響した。『あー、そうですね。本当です。私が間違っていました』。ビデオを見たときの彼の反応だ。その翌週の(FAカップの)ミルウォール戦に彼は出場しない予定だったが、私は彼を使うことにし、彼は素晴らしいプレーを見せた」

Son Heung-min is another Tottenham player who has benefited from Pochettino's tough love and guidance

他のどこでも同じだろうが、ポチェッティーノの声明は覆い隠されており、通常、明らかになることはない。ひとりひとりの選手、特に若手と上手くやり選手を引き上げていく、彼の能力である。ソンのケースだと良い選手からワールドクラスの選手へ。保守的になるのではなく、ヒーローになること。契約更新はしないという脅しを見せることも厭わない厳しい愛情。だが、ペレスの存在もまた、重要なのである。

ポチェッティーノの妻のカリーナさん同様、ペレスもまたサウサンプトンのチャンスを掴むようにポチェッティーノを説得したのだ。彼は英語を話せるがポチェッティーノは話せなかったから面白がっていたとポチェッティーノは冗談で言っている。この言葉の問題で、監督就任は危うく御破算になるところだった。

カリーナさんはバルセロナで英語を教えている友人を彼の教師として付けた。

「最初のレッスンの後、私はこう言った。『無理だ!英語は僕にとって中国語みたいなものだよ。やめるよ。何て災難だ!勘弁してくれ!』」

有難いことに彼は辛抱してくれた。今にしてみると、彼が移住した国に大きなインパクトを与えるためには、クィーンズ・イングリッシュなどは必要なかったと言うことになる。

After joining Tottenham in 2014, Pochettino has established himself as one of the leading managers in world football