/マウリシオ・ポチェッティーノのルーツから成功の秘密の数々がここに明かされる

マウリシオ・ポチェッティーノのルーツから成功の秘密の数々がここに明かされる

 

ジムナスティック・デ・タラゴナ、カステリョン、レアル・ムルシア、ポンテベドラ、ラーヨ・バジェカーノ、アルメリアなどで様々な役割のコーチをこなしできたが、当時はサウジアラビアの代表チームとアル・イテハドでの仕事をこなし帰国したばかりであった。ペレスはフットボール界において、「何でも屋」のような存在である。コーチ、アナリスト、フィットネス専門家。だがこの最後の呼称がおそらく最も特徴的で、ポチェッティーノの秘密の鍵となるものだろう。

彼は大学で5年間で生理学を専攻している。現在ですら、フィットネスの専門家がチーム運営のナンバー2になることは稀なことである。ラファ・ベニテスやジョゼ・モウリーニョは双方ともスポーツ科学を学んだ。この10年間でフットボールの流れを変えてきた2人だが、おそらくはそれも生理学を理解しているが故のことだろう。ペレスもまた彼らと同類なのだ。

Pochettino leans heavily on his multi-talented No 2 at Tottenham, Jesus Perez, who is a fitness expert and so much more

さらに、ポチェッティーノのチームは他の誰よりも身体的に優れている。サウサンプトンでの2013年夏のプレシーズンのトレーニングについて、ララーナは今でも顔をしかめている。明らかにこの年の夏のポチェッティーノはやり過ぎたのだ。意思の力で何ができるかを示すためのチーム・エクササイズの一環で、焼けた石炭の上を歩かせたのだ。これまでトッテナムではこれは繰り返されてはいない。だがポチェッティーノの望むようにプレーするには誰よりもフィットしていなければならない。「彼は選手がボロボロになるまで練習させるんだ」と、トッテナムの内部の人間は言っている。単純にポチェッティーノの求める基準は高く、また彼のメソッドは他のプレミアリーグのライバルたちより明らかに優れているのだ。

サウサンプトンにて、ルーク・ショーの身体を絞ったことはかなり明確に分かる仕事だ。それほど目立ちはしないが、トッテナムでもケインに対して同様の仕事をしている。当時ケインの評価はそれほど高くはなかった。ヨーロッパリーグでのみ起用されるストライカーで、エマニュエル・アデバヨールとロベルト・ソルダードが序列では上だった。実際、ポチェッティーノの1シーズン目、ケインは11月9日までプレミアリーグで先発することはなかった。2-1で敗戦を喫したストーク戦である。その時までに何かが変わった。ケインはポチェッティーノのところに出向き、なぜベンチに座らされ続けるのかを尋ねている。ポチェッティーノはオブラートに包んだ返答はしなかった。

「彼は僕の体脂肪率が高すぎると言ったんだ。取り組み方がまだ甘いと。それが全てさ」

後にケインは当時を振り返っている。