/トッテナムがタンギ・エンドンベレに抱く長期的な貢献への期待

トッテナムがタンギ・エンドンベレに抱く長期的な貢献への期待

当時、リヨンが発表した「6000万ユーロ(5450万ポンド)に出来高が最高1000万ユーロ(901万ポンド)が上乗せされる可能性もある」という移籍金で獲得したトッテナムは、彼の大きな可能性を十分に発揮させるためには、そのダイヤモンドの原石を磨き上げるために多大な労力が必要となることを十分に認識していた。

その長丁場を覚悟の上で、6年という長期の契約を成立させたのである。

10代の頃にギャンガンのアカデミーから放出されたエンドンベレは、そこでキャリアの再構築を余儀なくされたが、フットボール界のトップレベルへのキャリアアップのチャンスは突然に訪れた。エンドンベレ自身が言うように、「4年前まで、僕はアミアンのユースの2軍でプレーしていた」のだ。

リヨンでは、彼の天性の才能とボールを扱う能力に反して、彼の一貫性とオールラウンドなプレーに疑問を呈していた。

彼のボールの扱いにおける天賦の能力だが、そのパフォーマンスの安定性やオールラウンドなプレースタイルによって、批評家だけでなく当時のリヨンのブルーノ・ジェネジオ監督からも疑問を呈されていた。

そのような疑問があったため、ヨーロッパのエリートクラブは昨年の夏の獲得レースにおいてトッテナムと競合することなかった、との見方もあるほどだ。

その一方で、リーグアンの専門家であるチーフスカウトのスティーブン・ヒッチェンを中心にスパーズはこの選手を十分に調査し、クラブの移籍モデルに沿っているかを入念に確認した。そして、エンドンベレはたとえ育成過程が必要であったとしてもその信じられないほどのポテンシャルのため、長期的な負担を費やす価値がある選手であると判断していた。