/タンギ・エンドンベレ:自宅ドアの前に現れたモウリーニョ、レヴィ会長の信頼を振り返る

タンギ・エンドンベレ:自宅ドアの前に現れたモウリーニョ、レヴィ会長の信頼を振り返る

エンドンベレをリヨンからノースロンドンへ向かうように説得していたのはマウリシオ・ポチェッティーノだった。このアルゼンチン人が饒舌に「自分のもとで大いに成長できるポテンシャルを持った優れた若手である」ことをエンドンベレに説いて伝えたという。

しかし、ポシェッティーノのもとでの最初のプレシーズンでの経験は、エンドンベレにとって殺人的なものであり、スパーズのクラブ記録の移籍金で加入した男は、2週間ほどで帰国したくなったという。

「とんでもなくタフだったんだよ。フランスにいる友人に電話して、もう帰りたいって話てたほどだよ」

「とてもタフだったんだけど、おそらく自分には必要な試練だったんだ。そのレベルの負荷やトレーニングに慣れて、時間をかけてでも順応する必要があった」

フランスの5部からプレミアリーグまで短時間で急速に立身出世を果たしたエンドンベレだが、悪名高いポシェティーノのプレシーズンの衝撃は、彼の身体に問題を引き起こしてしまったこと。

「そうだね、間違いないよ。おかげで(後の)負傷の原因になったと思うよ」

「あのトレーニングの負荷に慣れなきゃいけないってのはそうだったんだけど、おそらくハードワークのショックで僕のフィットネスに支障が出始めたんだよ。僕の身体が追いつかないといけなかったんだけどね」

そんな経緯によって、彼はプレミアリーグが自身の生まれ育った環境からはまったくの別世界のように感じられた。

パリ郊外のロンジュモーで生まれたエンドンベレは、ロナウジーニョ、ジネディーヌ・ジダン、そしてクリスティアーノ・ロナウドに憧れて育った。