/孫興民が北朝鮮との平壌(ピョンヤン)でのW杯予選を振り返る

孫興民が北朝鮮との平壌(ピョンヤン)でのW杯予選を振り返る

FIFAワールドカップ2022のアジア予選第2ラウンドのグループHで、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が火曜日に平壌で対戦し、スコアレスの引き分けに終わった。

この試合にはファンもジャーナリストもおらず、韓国では生中継されなかった。4枚のイエローカードが出たことを除けば、韓国代表チームが木曜日の未明に帰国するまで、試合の内容についてほとんど知られていなかった。

スウェーデンのBergstrom駐北朝鮮大使がTwitterに投稿した動画では、ピッチ中央で両チームの選手たちが入り乱れている様子が見られた。韓国のキャプテンである孫は、北朝鮮の選手たちのなかに入って、両チームを引き離していた。

孫は韓国に到着した際、仁川国際空港で記者団に対して次のように語った。

「相手はかなりフィジカルが強くて、僕らは簡単な言葉を交わしたんだ。彼らの戦略だったのかもしれない。彼らは乱暴なプレーをして、僕らが身体を使ったプレーで対抗すると、それに異議を言ってきたんだ」

フィジカルがぶつかり合う展開によって、韓国が本来の戦い方を封じられてしまったと孫は語る。

「試合に集中するよりも、怪我をしないように気を遣うようになっていった。このような試合展開を無傷で乗り切れたことは、とても意味があるよ」

平壌(ピョンヤン)で行われた男子のサッカー代表チーム同士の試合が開催されたのは初めてで、極めて異例な状況で行われた。

試合は観客も外国人記者もいない状態で行われた。孫は、北京を経由して北朝鮮に入る前に電子機器の持ち込みを禁止されたため、チームメイトやスタッフと事実上外部との接触ができないままホテルの部屋に閉じ込められた。

「北朝鮮がこのような戦い方で迎え撃ったのは、僕たちを強いチームだと考えていたからだと思うよ。僕らは試合に集中して、外部要因に気を取られないように努めたんだ」

試合前夜にホテルに泊まることを強いられたことで、結果的に試合前に睡眠をとって体力を蓄えることができ、不幸中の幸いだったと孫は考えている。

「すべてのアウェイゲームが大変だし、今回はチーム全体とスタッフがたくさんの対応を強いられた。3ポイントを獲れなかったのは残念だけど、次はホームでもっとうまくプレーできるようにしたいね」

Tottenham Hotspur