今シーズンのスパーズの問題を深く掘り下げ、誰が何を担当しているのかを正確に判断し、評価する。
ライプツィヒ戦の夜にチャンピオンズリーグからの敗退が決まり、ピッチを後にするときのトッテナム・ホットスパーの選手たちの顔色がすべてを語っていた。
多くのライプツィヒへの遠征に発ったスパーズのファンと、何人かのスパーズの選手たちは、少なくともこの敗退によって、今後、少なくとも18ヶ月間はこの大会でのスパーズの勇姿を見届けることができなくなることを強く感じていたであろう。
その夜のちょうど9ヶ月前、チャンピオンズリーグ・ファイナルの舞台に立ったスパーズは、昨シーズンのヨーロッパで2番目に優れたチームであったわけだが、それがこの15年間でたったの2度目となるヨーロッパのいずれの大会の出場権も得られない可能性に直面するほどまでに落ちてしまったのだろうか?
昨シーズンのプレミアリーグの同試合数を消化時点での比較で、スパーズは20ポイントも下回っており、すでにすべてのカップ戦で敗退している。
トッテナムのファンは、クラブ内に起因するこの事態の責任が誰にあるのかの理由を各々が抱いているだろう。
あるファンにとってはクラブ経営陣に責任があり、またあるファンにとっては現在の指揮官ジョゼ・モウリーニョに責任があり、そしてさらには前任者であるマウリシオ・ポチェッティーノの責任だという理由もまた出回っている。
今回のコラムでは、今シーズンのピッチ上での大きな低迷に関して、5つの主だった責任者とその理由を評価してみたい。
マウリシオ・ポチェッティーノ
このアルゼンチン人はトッテナムを4年連続でトップ4入りに導き、その間にプレミアリーグで2位を1度、3位を2度という実績を残し、さらにはチャンピオンズリーグ・ファイナルという歴史的な舞台にスパーズを立たせている。しかし、ポチェッティーノはスパーズの崩壊にどのように関わっていたのだろうか?
