/マウリシオ・ポチェッティーノ:エバートン戦を控えての記者会見(動画付)

マウリシオ・ポチェッティーノ:エバートン戦を控えての記者会見(動画付)

 

フットボールのエンターテイメント性が最上だった一週間か?

ここ数週間、私たちは素晴らしい試合を目の当たりにしている。今週末の試合も楽しみだね。今シーズンのプレミアリーグでこれで終わりだが、チャンピオンシップとリーグ1とリーグ2でプレーオフがある。私たちはこれから驚くべきフットボールの時代を控えている。みんながそれを楽しみ、チャンピオンズリーグとイングランド代表がネーションズカップでタイトルの獲得を目指している。これから素晴らしい2ヶ月間のフットボールが待ち受けているんだ。

 

キーラン・トリッピアがハリー・ケインのハーフタイムの発言を明かしていたが?

私も驚いたんだ。トリッピア本人に聞いてくれよ。彼はハリーが話したなんて言ってなかったよ。チーム内での話し合いにハリーは加わっていなかった。ダビンソンやベンチ外の選手といっしょにそこにはいたよ。トリッピアは「彼(ケイン)の存在」と言った。そこにいて、結束力やもちろん気持ちを伝えたんだ。だが、正直に言えば、そこで話をしていたのは私だ。それほど多くの話しができる時間は無かった。そして、(後半の)ピッチに向かう際にチームを鼓舞するための言葉を発したのは私たちのキャプテンであるウーゴ・ロリスだった。ドレッシングルームを出ようとした時のウーゴの言葉を私は覚えているよ。彼はこう叫んでいた。「あと一歩だ。まず1ゴールを奪わなければいけない。諦めずに挑戦するんだ。1点とればそこからこの試合はタイになる」ってね。

まず、ドレッシングルームのハリーのことは覚えていないんだ。マッサージ師、フィジオ、ドクター、スポーツ科学師の持ち時間が5分だ。到着した時、私は話をしていくつかクリップを見せた。この半年で最もリラックスしたハーフタイムだったと思うね。今日はダニー・ローズに説明したんだ。今日、ダニーが私に尋ねた。「監督はハーフタイムに僕らがやれると本当に信じてた?」ってね。私は「あぁ、私はとてもリラックスしていたよ」と応えたんだ 。

彼は「(試合展開に)驚いた?」と聞いてきたので、私はイエスと答えた。私はあの瞬間の運命にとても動揺したんだ。試合が互角だったからね。(前半の)違いは、ゴール前の決定力にあった。私たちは失点したがゴールを決められなかった。すべてをチェックしたんだ。ボール支配率、走行距離、シュート数、インテンシティ。5分間ですべてをチェックして、選手たちに後半に何をすべきかを説明した。あとはワニアマを外してフェルナンドを入れる、という指示だね。

私たちは2-0でリードされるに値しなかった。だから私は「このままでいい。落ち着いていけ」と言ったんだ。アーセナル戦のようなチームトークでは無かったよ。あの時、私は手を骨折しそうになって、怒号をあげていた。選手たちを奮い立たせるためにね。選手たちは集中しただけに、(前半のスコアは)ちょっと不公平だった。ハリーもそこにいて話を聞いていたよ。トリッピアはハリーがいてくれて嬉しかったんだ。彼にしてみれば結束が高まったんだろう。私たちのキャプテンは、試合の前にも最後の声掛けをとても見事にやってくれたんだ。私の後に声を掛けるのはいつだって私たちのキャプテンなんだ。ウーゴは優秀だよ。

 

チャンピオンズリーグ・ファイナルに進出したことであなたのこのクラブでのキャリア継続に気持ちは固まった?

5年間。もう一度言うが、5年間で1つの章を閉じるんだ。7月1日か6日か7日にはプレシーズンを始動するが、その時にはこれまでと同じでは無い。今後向けて我々はデザインしたプロジェクトのハッキリとしたアイデア、その進め方や目標を持つことが重要だ。5年前には実にハッキリしていた。私たちはスタジアムやトレーニング・グラウンドにある施設が完成するまでは、それが再優先だったんだ。私たちはとても誇らしく感じている。なぜなら、とても難しい状況における管理能力もそうだし、そういった状況がフットボールにどれほどの影響を及ぼすかを考えればね。他クラブでは凄まじい投資を戦力強化に費やしていたんだ。

トッテナムはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ・ファイナルに進出し、世界最高のスタジアムを完成させたわけだから、5年間のその管理能力というのは成功だったわけだ。大きな成功だよ。だから私はこの5年間をとても誇りに感じているんだ。だが次はなんだ?次はなんだろうね?それが問題だよ。

次に何をするのか。どうやって皆さんにそれを説明するのか。皆さんからファンにどのように伝達されるのか。私たちがクラブの未来のために何をしたいのかだね。もちろん、それを説明するのは大変なことだということは分かっている。ダニエル(レビィ会長)との話し合いだからね。まずはダニエルの言葉を聞きたい。彼はボスでありオーナーだ。私がどうやって皆さんに説明したらいいか。ファンに説明したらいいかを知る必要があるよ。

これまではそこがハッキリしていた。私たちの野心でチャンピオンズリーグのファイナルまでチームを導いたんだ。5年前、私たちが世界最高のスタジアムを完成させ、チャンピオンズリーグのクウォーターファイナル、セミファイナルをその新しいスタジアムでプレーし、さらにチャンピオンズリーグのファイナルに進むなんて言っても誰も信じていなかったよ。「飲んでるのか?俺も飲みたいよ」と言われただろうね。そうさ。だが今日はそれが現実になったんだ。私たちの野望と能力、努力だ。疲れることなく繰り返すが、選手たちこそがヒーローだよ。

私たちの懸命の取り組みにおいて、クラブのみんな、もちろん私たちのファンからも選手たちは愛情を感じる必要がある。選手も、スタッフも、日頃から顔を合わせていない人たちを含め、たくさんの働きがそこにある。私たちがこの素晴らしいクラブにたどり着き、今日のこの夢とこの幸せを成就できているできていることはすべて彼らのおかげなのだから、彼らに感謝の言葉を添えて報いたい。とても貴重なことだよ。

トロフィーを獲得するために投じたお金でこのような瞬間を迎えることができた時、私は泣き崩れた。驚くべき瞬間だったよ。振り返ると、私たちはとても小さないくつかの夢を見ていたが、人生で最も大きな夢の1つを達成すると、心の中に閉じこめておくのが難しくなるよ。だからこそ、今こそ楽しみ、最高のかたちでフィニッシュし、日曜日にプレーして、ファイナルに向けて準備することになる。すべてのファンにとって素晴らしい瞬間となるであろうファイナルだ。ファイナルが終わったらたくさん話をして、話を聞く時間になるはずだ。次は何をするのか?をね。