/マウリシオ・ポチェッティーノ、レスター戦の前の記者会見

マウリシオ・ポチェッティーノ、レスター戦の前の記者会見

 

ポチェッティーノ監督の記者会見:アルデルヴァイレルトの将来、フォイスとウォーカー・ピータースの出場について、など。スパーズのシーズン最後となるレスター戦を前に臨んだ記者会見の全コメント。

 

 

ウェンブリーでの最終ホームゲームになるが、このスタジアムでのシーズンをどう評価するか?

とても楽しめたシーズンだと思うよ。シーズン当初は誰も我々に期待をしてなかったね。ウェンブリーではそんなにたくさんの試合をしてなかったから。みんな誇りに思っていると思うよ。そういうネガティブな雰囲気のすべてを良いものに変えることができたんだ。問題があっても解決できると示したんだよ。最終的にウェンブリーをホームと感じることができたし、今はもうホームだよ。一番大きなことは、言い訳を探すのではなく、ちゃんと乗り越えたってことだ。みんなを誇りに思っている。選手たちはもちろん、スタッフもこの良い雰囲気を作るのに一生懸命になってくれた人たちも、そしてもちろんファンの皆さんにもね。ホワイトハート・レーンからウェンブリーに移るにあたって、そういう人たちに多くのことを要求してきた。とても難しいことだったよ。我々は来シーズン、本当のホームに戻ってチャンピオンズリーグを戦うのに相応しいと思うね。全員が称賛に値する。ファンも選手もスタッフもね。たくさんのことが我々の道に立ち憚ったなかで、我々の成し遂げたことは本当に大きなことだ。

 

チェルシーとアーセナルより上の順位で終えた。双方ともスパーズより多くの資金を使ったクラブだが期待以上と言えるか?

どうだろうね。あなたたちの方が適切に評価できるだろう。フットボールについての知識のある人員とか、私より審評眼のあるファン次第だと思うよ。我々の仕事は、最初からチームを向上させて選手たちがより良くなれるように環境を整えたり、チームやクラブのやっていることを手助けすることなんだ。自分たちの達成度を測ったりするよりも、毎シーズン進歩することに集中している。実のところはそれで良いのかは分からないけどね。

我々は向上しようとしているし、チームのプレーを見ていてくれるファンのためにエキサイティングな瞬間を作ろうとしてきた。今シーズンは、プレミアリーグが始まった1992年以来で2番目に良い結果だったと思うよ。それこそが我々がすべきことだ。トッテナムの将来は、良い施設もあるし、新スタジアムもあるし、明るいものだろう。本来クラブがあるべきところにあろうとするのは大変なことだと思う。クラブの目指しているところは間違いがない。確かに正しい方向だし、とても良い方向だ。だが、もっともっと良くなることは間違いないよ。

 

 

23年ぶりにロンドンでトップのクラブになったが、あなたや選手たちにとって意味のあることか?

ファンタスティックな結果だよ。もちろん、ファンのみんなにとってもね。大いに祝うべきことだ。チームが達成しつつあることを大いに楽しみ、大いに満足しなければね。だが、同時にこれで十分ではないという意気持ちも少しは残しておく必要がある。いつも選手たちに言っているんだが、試合に勝った後やトレーニングセッションの後など、全力を尽くした後はハッピーだが、まだ十分ではないと言う感覚を持つようにしなければいけない。我々はもうあと一歩、という所まで来ていると思う。ビッグクラブと渡り合うことができているからね。それでも、まだまだやるべきことはたくさんある。そういうビッグクラブに立ち向かい打ち破るには、大変な努力と信念が必要なんだ。タイトルを望むなら大いにハードワークしなければね。あと一息だが、優勝を勝ち獲る位置に上がるには、とても大きな努力が要るし、今までやってきたよりもっともっとやらなければいけない。

 

タイトルに挑戦するためにはより多くの資金が必要か?

資金をつぎ込むやり方もある。選手を育てるという我々のやり方もまた一つの方法だ。ハリー・ケインやデレ・アリのようにね。我々のやり方は別のものだ。何度も言っているが、我々がここに来たのはチームに統制を与え、哲学を根付かせて競争力のある基盤を作るためだ。クラブが提供してくれる全ての資源を使って最高の仕事をすることに集中する。それがこれまで私が目指して来たことだ。

 

スパーズの予算は降格したストークやウェストブロムのように低いものだが、これからより多くの資金をダニエル・レビィに要求するか?

いいや、資金の問題じゃない。もちろん、きっちり仕事をやれば(ダニエル・レビィ)会長はハッピーだ。今シーズンと同じ金額で、来シーズンもチャンピオンズリーグを戦うクラブと同じようにトップ4に留まる。だが、会長もまた称賛に値するよ。我々が今ここでやっている方法で行こうという決定は、彼が下したものだからね。当然、彼も大いに称賛されるべきだよ。

 

 

トビー・アルデルヴァイレルトは来シーズンもここにいると思うか?

今は最高の形でシーズンを終えることに集中しなければいけないと思う。3位で終えることが今一番大事なことだ。そして月曜から、来シーズンに起こることについての話をするだろう。それからだ。今は個人の状態に関する話をする時じゃない。

 

来週か彼と会談を持つのか?

もちろんだ。シーズンを終えたその瞬間から、来シーズンの重要事項について話し合う準備ができているからね。

 

来シーズンもここに留まると保証できるか?

それは…、私がまだ3年契約が残っていると知っているだろう。そんな話をすることに意味は無いよ。ただ、フットボールでは何でも起こりうるというだけだ。誰も自分の仕事に関して確信を持てる者なんてない。だが、私は3年契約が残っている。水曜の試合(ニューカッスル戦)の後でスペインのメディアにも言ったんだが、彼らは私の契約についてやいくつかの他のクラブで起こったことに関して質問してきたんだよ。私はこう返答した。「まだ3年契約が残っている。(私の職に関しては)まず、ダニエルの同意を取り付ける必要がある」とね。

 

では、あなたは99%来シーズンもここにいるのか?

いいや、今の時点では100%だね。

 

来シーズンも?

分からないよ。だが今は100%だ。ここで3年契約が残っている。だが、明日に何が起こるかは分からないよ。

 

 

自前で選手を育てるということは、大判振る舞いする他のクラブにベストな選手たちを持っていかれ、最終的に弱体化するということにはならないか?

どうなんだろう。この先どうなるか推測するのはちょっと難しすぎるよ。我々はトッテナムと言う、こういう立ち位置にいるクラブなんだ。おそらく他のいくつかのクラブのようには金は使えない。だが、もちろん良い給料は出せるし、それなりの資金もかけられる。選手たちにとっては非常に魅力があるクラブでもある。だが、フットボールでは常にどのクラブにも起こることだ。全てを勝ち獲るクラブにも、勝てないクラブにも、常に動きはあって、出ていきたい選手、違った経験に身を置きたい選手もいる。選手たちにはそれぞれ異なる動機があり、ここで何年か過ごし変化が必要な選手がいたり、クラブが選手を入れ替えたい場合もある。このビジネスには実に多くの要素があり、それが一般論で話をするのを難しいものにしている。全てを同じ土俵で語ることは難しいよ。

 

結果をどう祝っていいのか分からないという事実に危険はないのか?

いい質問だね。この3年を終えて、このクラブでチャンピオンズリーグに出場するというとても大きな実績を残した。でも、我々は祝ってはいない。決してしない。だが、サウサンプトンでは降格を免れて、その後に8位で終えた。一年半で信じられないくらい凄いパーティを開いたんだ。本当の話だよ。踊りまくったね。覚えているかい、ヘスス(アシスタント・コーチ)。私も踊ったし、それで私の奥さんが不満顔だったのを覚えているよ。まぁ、その証拠は何もないからOKさ。ビデオも残っていないし、心配ないよ。だが実際の話、時として決して十分ということはないって感覚を持つんだ。時としてそれが懐かしいこともあるよ。我々には選手たちの賞というものはないんだ。クリスタルパレスやサウサンプトンとか、他のクラブなんかはシーズン終わりには大パーティを開くんだ。結果は結果。お祝いが目的だからね。確かに、常にグレイトではないと言う感覚を持つのはおかしなものだね。

最初の年を5位で終えたときには、戦って戦って戦ってばかりだったことを覚えているよ。5位でヨーロッパリーグだ。その前年に6位で終えたときよりは良い順位だ。5位は良い順位だが十分ではない。2シーズン目は3位で終えた。チェルシーに引き分けてリーグ優勝の可能性が消えた。サウサンプトンに敗れニューカッスルには5-1で負けた。気分は最悪だったよ。昨シーズンは2位だったがそれでも十分じゃなかった。プレミアリーグ優勝を逃したからね。今シーズンもまたまた、ウェンブリーでプレーし開幕時にも色々あって、状況はどうかと言うと「うん良かったね。だがまだだ。チームは何かタイトルを獲らないと…」という感じだよ。

4年が経ったが、我々は祝ったことがないよ。周りの人間とは祝うだろう。私のスタッフとか。ね、ヘスス。我々にとっては大きな結果だと思うから。まぁ、タイトルが欲しいから十分ではないがね。フットボールの世界でタイトルを獲ることだけが全てではないと思うが、これまで色々な側面で一つ一つ勝利を収めてきたこのクラブや、選手たち、ここで働いているスタッフやファンのみんなはトロフィーを祝うのに値すると思うね。

 

 

新スタジアムに関して何かあなたが取り入れたことはあるか?

我々は実に多くのことに関わっている。誰もが新スタジアムに移ることに興奮しているよ。世界でも最高のスタジアムの一つとなるだろう。その日は近いがまだ先の話だ。シーズン開幕には我々も準備万端でいたいね。

 

キーラン・トリッピアの体調はどうか?

ビクター・ワニアマもそうだが、土曜に検査をする必要がある。日曜の試合には出場可能になるよう願っているよ。

 

エリック・ダイアーは完全復調か?

そうだね。ウィルスにやられたからまだ少し弱っているよ。検査の必要がある。だが、日曜にはチームに加われると思うよ。

 

ウェンブリーに馴染んだことで、同じ手法で新スタジアムに移ることができる自信になったか?

その経験は大いに役に立つだろうね。我々や選手たちスタッフにとって大きなレッスンとなった。来シーズンのスタートからホームだと感じるために大きな助けとなるだろう。

 

 

チャンピオンズリーグ出場を決め、フアン・フォイスにプレミアリーグのデビューを飾らせるか?

シーズン中に定期的な出場機会の無かった選手たちにチャンスをあげたいとう気持ちは大いにあるよ。だが、同時に3位の位置は我々次第となっている。フアン・フォイスはプレーするに相応しいしファンタスティックなプレーをしている。おそらく彼やカイル・ウォーカー・ピータースのような選手を先発イレブンの中に見るのは、そうそうおかしなことでもないかも知れないね。

 

ウェンブリーでいくつか素晴らしい結果を残したが、何か個人的に特別な思い出はあるか?

多分、それは日曜の最後の試合になるんじゃないかな。もちろん素晴らしい思い出や勝利はたくさんある。レアル・マドリー戦、リバプールやボルシア・ドルトムント戦。良い思い出も悪い思い出もたくさんあるが、とても良い経験だったね。

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