/【コラム】モウリーニョには「ケインとソニーのチーム」からの一時的な脱却が迫られる

【コラム】モウリーニョには「ケインとソニーのチーム」からの一時的な脱却が迫られる

ケインが負傷で離脱する前、イングランド代表キャプテンは主にポチェッティーノが嫌いなロングボールのターゲットマンの役割を担っていたが、モウリーニョ体制の初期に、そのダイレクトな攻撃のスタイルでトッテナムは決定機を生み出していた。

大型ストライカーを前線に置かず、(ビラ戦を除けば)スパーズは敵陣でのプレーのリズムを生み出すのに苦労しており、ポチェッティーノの初期にも批判をされたのと同じで「プランBを持っている」ようには見えない。トッテナムは適応することを学ばなければなりません。すべてのチームが前線に大型ストライカーを置いているわけではないのだから、スパーズは適応する術を見つける必要がある。

さらなる懸念は、守備での脆さをいっこうに修正できないことだ。モウリーニョは、いつでもその問題を修正できるのだが、そのためには攻撃の火力を犠牲にすることを意味する。ただし、現在のスパーズは攻撃の火力も守備の脆さも、どちらも解決できていない。

モウリーニョが率いるチームがこれほどまでにクリーンシートを記録できないのは前例のないことだ。チェルシー戦では5人のディフェンダーを並べ、それで守り切ることがノースロンドンのチームの目的だったように見えた。

ジャック・サンティニがリリーホワイツを率いた16年以上前に、今回の同じような戦いをしてとある嫌悪感を示す有名な用語が生まれた。当時のチェルシーの監督であったモウリーニョが、「トッテナム・ホットスパーはゴール前にバスを駐車した」と皮肉ったのだ。それでもその日のスタンフォード・ブリッジでフランス人指揮官は、見事なクリーンシートを記録している。

モウリーニョが数ヶ月先のチームを想い描いたように、こういった経験もすべてが悲観的ではないだろう。

「選手たちはこれからの3ヶ月間で大いに学んでくれるだろう。回復力、努力、自分の限界について学ぶだろう。だから、私は選手たちにとっては非常に難しい経験であるが、将来にとっては非常に良い経験になると思っているよ」