/【コラム】モウリーニョには「ケインとソニーのチーム」からの一時的な脱却が迫られる

【コラム】モウリーニョには「ケインとソニーのチーム」からの一時的な脱却が迫られる

「私が言えるのは、我々の今の戦力、持っているパワー、持っていないパワー、現状、我々が置かれている状況はかなり珍しいもので、この状況を改善することは非常に難しいことだと思っている。特に相手が我々よりも先にゴールを決めたときはね」

「とてもシンプルだ。相手が我々にハイプレスを掛ければ、我々がロングボールを前線に送っても相手ディフェンダーがすべてのボールを奪えることを相手はわかっているんだ。そして相手が守備ブロックを下げて低い位置でブロックを作れば、我々は特にサイドからはエリア内に簡単には入れないこと相手はわかってるんだよ。だから、相手は先制ゴールを決めれば我々がトラブルに陥ることをよくわかっているんだ」

「私は最後の数秒まで戦い抜いた選手たちをとても誇りに思っている。特にルーカス、ロチェルソ、ベルフワインは絶え間なくプレーを続けていて、本来のポジションではないところで奇跡を起こそうと奮闘してくれているので、これ以上を求めることはできないよ。不満などもってのほかだね」

「7月1日になって欲しいんだよ。プレシーズンにハリー・ケイン、シソコ、ソニーと一緒に仕事をしたいんだよ。だがそれは不可能だ。我々はまだこれから3ヶ月間、3つの大会を戦っていく。まだ3ヶ月もの長期間を戦うんだ」

モウリーニョは確かにトッテナムで対処しなければならない課題を抱えている。彼の前任であるポチェッティーノと同様に、落ち着いてチームの指導をするよりも優先して、絶え間なく吹き上がってくる火(課題)を消さなければならないと感じているだろう。

1ヶ月以上前にモウリーニョ自身が「ソンはストライカーではない」ことを明確にし、現状、ソンはポルトガル人指揮官のストライカーと見なされ、離脱している2人のアタッカーを理由にする権利もある程度はあるだろう。それは当時、移籍マーケットにおけるクラブの経営陣に向けたメッセージであったがゆえの違いととれる。

しかし、トッテナムのファンが最も心配しているのは、現時点で明確なプレー・スタイルがまだ見えないことだ。

もちろんまだ時期尚早でもあるし、これまで3ヶ月間はチーム変革を成し遂げるには短すぎる時間だ。ポチェッティーノはクラブ内で完全なメンタリティを変えるのに、最初の1シーズンとさらに数ヶ月を必要とした。モウリーニョは、就任後に獲得した勝ち点においては少なくともチーム状況を好転させたと証明できるだろう。

しかし、現状トッテナムに欠乏している多くのチャンスを生み出す能力において、ストライカーの離脱が大きな原因であるというモウリーニョの主張には説得力がある。アストンビラ戦を除けば、実際にまったくチャンスを作り出せてはいない。