/【コラム】モウリーニョには「ケインとソニーのチーム」からの一時的な脱却が迫られる

【コラム】モウリーニョには「ケインとソニーのチーム」からの一時的な脱却が迫られる

現在のトッテナム・ホットスパーは、ジョゼ・モウリーニョ、選手たち、そしてファンにとって奇妙で困難な時期にある。

机上の計算では、ここ9試合で5勝2分2敗はそこまで酷くはない。

チェルシーに敗れた後でも、スパーズはトップ4から4ポイントしか離れておらず、今回のトップ争いはどのチームも安定性を欠いている。

そして負傷者である。モウリーニョはクラブの経営陣やファン、そしてメディアにまで包み隠さずに伝えているが、トッテナム・ホットスパーは「ハリー・ケインのチーム」ではない。

ペップは間違っていた。実際は「ケインとソニーのチーム」だ。たとえ極めて優れたチーム戦力を誇っていても、25人の登録選手から2人のアタッカーを取り除けばすべてが崩れ落ちてしまう。

あなたの批判の指先は、あなたが望むところに向けてもらえばいいだろう。

昨年夏、ダニエル・レヴィ会長はフェルナンド・ジョレンテに対し、それまでの給与を半額にしての契約延長オファーを提示したものの、スペイン人のベテラン・ストライカーにこれを断られ、さらにはマウリシオ・ポチェッティーノとモウリーニョがいずれも新たなストライカーの補強を強く主張しなかった、または、クラブが補強可能だったストライカーにいずれの指揮官も納得しなかったがために、スパーズは「控えストライカー」の補強に失敗した。

もちろん、先月の移籍マーケットでトッテナムが獲得に迫ったオリビエ・ジルーが、今回のスタンフォード・ブリッジでの決戦でスパーズの崩壊の火種となるゴールを決めたのは皮肉だった。

まず、フランス人の親友であるウーゴ・ロリスの脇を通り抜けるフィニッシュを決めたジルー。さらにマルコス・アロンソの追加点を導く動きでは、まさにモウリーニョが望むターゲットマンとしての役割を、長所である頭でのフリックで実践してみせた。

そして、モウリーニョは教え子であるフランク・ランパードに短期間で2度目の敗戦を喫することになり、試合後にお世辞を送ることになった。