/ポチェッティーノの危惧する問題は過ぎ去ったのか?

ポチェッティーノの危惧する問題は過ぎ去ったのか?

 

 

アーセナル戦での1点目はエリクセンだった。昨シーズンの低調ぶりからチームにおける重要性を過小評価していたスパーズサポーターにとって、ここ4試合でのエリクセンの活躍は彼に対する評価を改めるきっかけになったことだろう。エリクセン不在時にはチームプレーで相手陣内に侵入できない、これは誰が見ても明らかであろう。

エリクセンの影響力の大きさは明白である

シーズン開幕後は合計2試合においてスターティングラインナップから外れ、代わりに他の選手が出場することになった。その結果、ブックメーカーで勝ち目がないとされたチームが先制し、彼のプレー時間の大半はビハインドの状況であった。そしてその後の彼の活躍は知っての通りで、エリクセンのスタッツが彼のチームにおける重要さを物語っている。スパーズの選手のうち最も多くの枠内シュートを放ち、また最も多くのチャンスを演出したのは紛れもなく彼だった。

そのデンマーク人は日曜の試合で3本のシュートを放ち、不幸にもベルント・レノに全てセービングされてしまったわけだが、彼が演出した決定的なパスの数々はポチェッティーノが最も歓迎する類のものだったろう。それはシーズン開幕後の3試合では見ることがなかったものである。日曜の試合までは全てのプレーにおいてリスクをとらず、横パスばかりだった。彼らが縦パスを用いた回数はそれらの試合で繰り出したパス本数のうちの4分の1にも満たなかった。そしてその割合はプレミアリーグのチームで最も少ない割合だったのである。

対照的に、今シーズンのエリクセンは相手ペナルティボックス内へのパス本数が最も多い選手である。彼は決定機を作ることに余念がなく、そのようなチャンスを作る質も伴っている。同様にジオバニ・ロチェルソもファイナルサードで決定機を作りうるクリエイティブな才能を持った選手で、だからこそ彼らが共に息のあったプレーをするようになれば、そして身体的・頭脳的・精神的にスパーズのフットボールが浸透すれば、スパーズは再び生まれ変わることになるだろう。

ソンフンミンも彼の実力を再び示す格好となった。ポチェッティーノは開幕後ホーム2試合で先制点を取られたことを嘆いていて、これら試合開始早々の失点によりラインを下げられて、スペースを見つけることが困難になったのは紛れも無い事実である。また、これらの失点がニューカッスル戦でのソンの持ち味を鈍らせた原因でもあった。しかし、アーセナル戦では彼の走り込むスペースが十分にあり、彼は相手チームにとっての脅威となった。

「ソンは何らかの違いを生み出す選手だ。」

スカイスポーツの解説者の一人であるギャリー・ネヴィルは語った。ネヴィルはスパーズ対アーセナルの先制点のシーンに言及し、ソン以外の選手の関わりについても説明を加えた。ソンの走り込みがハリー・ケインのためのスペースをつくり、エリクセンにはパスを出すスペースが提供される。ソンはアーセナル戦の前の試合で30分ほどエリクセンとともにプレーし、その試合でコンビネーションを高めたことが日曜の試合で大いに役立ったことだろう。