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マウリシオ・ポチェッティーノ:あの頃のニューウェルズのような勇敢な戦いを

アヤックスとのセミファイナル・セカンドレグで選手たちが勇敢に勝利のメンタリティを持って戦えば、ファイナルへの道は拓けるとマウリシオ・ポチェッティーノは信じている。

 

水曜に遠征先のアムステルダムでの試合を控えるスパーズは、ファーストレグの1-0の敗戦からクラブ史上初のチャンピオンズリーグ・ファイナル進出を目指して戦う。

レアル・マドリーやユベントスを退けてセミファイナルに上がってきたオランダの強豪を相手にスパーズは特別な挽回が求められるが、ポチェッティーノは南米での現役時代のプレー経験から、このような状況を把握している。

1992年のコパ・リベルタドーレス、ニューウェルズ・オールドボーイズの一員としてセミファイナルでコロンビアのアメリカ・デ・カリと対戦し、激闘の末にファイナルに進出した経験を持つポチェッティーノ。

Donny van de Beek celebrates scoring the only goal of the game in the first leg

そのセミファイナルではホームのアルゼンチンでファーストレグを1-1で折り返したニューウェルズがコロンビアでのセカンドレグでPK戦までもつれ込んだ挙げ句にサンパウロとのファイナルに駒を進めている。

ただし、これだけではその激闘の半分も語り尽くせていない。

当時20歳のポチェッティーノはそのセカンドレグに出場し、開始早々にゴールを決めてリードを奪う。ポチェッティーノをしてそこからは「ゴール前にバスを停車した」試合だった。

Mauricio Pochettino admitted he got his tactics wrong in Spurs' first-leg defeat to Ajax

そのままのスコアでニューウェルズが勝ち上がりを決めるかと思われたが、試合終了間際にカリがホルヘ・ダシルバのPKによるゴールで1-1に追いつく。

その後の延長戦はスコアレスに終わり、PK戦でファイナルに進出するチームを決めることになったが、そこからが真のドラマの始まりだった。コパ・リベルタドーレスの歴史上、最長のPK戦であった。

ニューウェルズの7番目のキックを任されたポチェッティーノだが、シュートは大きく宙を舞ってしまう。しかし、ゴールキーパーのノルベルト・スコポーニが2つのセーブでチームを救い、ニューウェルズが11-10で勝利を掴んでいる。

決勝ではスター集団のサンパウロに敗れたが、その試合の記憶は長くポチェッティーノのなかに行き続けている。

「クレージーだったね。あの試合のことは覚えているよ。誰も我々の勝ち上がりを信じてはいなかったね。相手が優勢だった。そういう空気が立ち込めていたんだ。

「そのセミファイナルのことを鮮明に覚えているのは我々がとても勇敢だったからだよ。実際はそこまで勇敢にプレーしたなかったけどね!私が開始早々にゴールを決めてから、みんなでゴール前にバスを停車させたんだ。それでカウンターを狙ったんだよ」

「イエス、それが事実さ。我々はずっと守ってた。それでもイエス。素晴らしい試合だったよ」