/真実のマーカス・エドワーズ:厳しいローン修行とリオネル・メッシとの比較

真実のマーカス・エドワーズ:厳しいローン修行とリオネル・メッシとの比較

ボールを足元に置いたエドワーズは、この国が生んだ最も表現力豊かで自信に満ち、想像力豊かなフットボーラーの一人だ。彼にとっていつもそう簡単にいかないのは、ピッチから離れた時のことである。

 

マーカス・エドワーズを誤解するのは簡単だ。彼と一緒に時間を過ごしてみればよい。そう、なぜ人々が彼と連絡を取るのが難しいと思ったのかが分かるだろう。なぜ、彼は20歳の時にはすでに、気難しく、自由奔放な人物として名声を得ていたのだろうか。これは彼にとって英国紙との初めてのインタビューであり、率直に言ってこのような機会はめったにない。

しかし、「無愛想な人」と「内気な人」、「無礼な人」と「控えめな人」の間には曖昧な境界線がある。エドワーズと十分な時間を過ごしてみると、正直で自覚があり、短いキャリアの中で犯した過ちを認めている若者の姿を見つけることができる。彼はトッテナムのアカデミーで扱いにくいティーンエイジャーだったことを認め、ノリッチ・シティでのローン期間をもっと良いものにすべきだったと反省している。しかし、エドワーズはオランダでのローンでのシーズンから戻ってきたばかりで、なぜこれほどまでに周囲を騒がせたのかを明確に示した。これはエドワーズがついに成長したシーズンだったのだ。

エドワーズに試合のことやエクセルシオールで過ごした時間について話してみると、彼がフットボールをすることだけを望んでいたことが分かる。ボールを足元に置いたエドワーズは、この国が生んだ最も表現力豊かで自信に満ち、想像力豊かなフットボーラーの一人だ。彼にとっていつもそう簡単にいかないのは、ピッチから離れた時のことであり、ピッチの上と同じようなみなぎる自信を感じたことがない。それが周りの人々の誤解を呼んだと彼が考える理由だ。

 

誤解されていると感じているか?

「あぁ、そう思うよ。僕のことを理解していない人もいると思うね」

なぜ?

「わからないけど、たぶん私の話し方だと思う」

どうしてその話し方なの?

「フットボールではこんな感じだよ」

エクセルシオールでのエドワーズの今シーズンのプレー動画を観ていると、なぜこれほど多くの人がエドワーズの成功を切望しているのかがよく分かる。ここで彼は過酷な環境に投げ込まれ、初めて故郷を離れて、見知らぬ国で、エレーディヴィジの下位チームでもがいていた。しかし、YouTubeを観れば、彼がどのようなユニークなプレーヤーなのかが分かるのだ。バランス、スピードの緩急を加え方、緻密なコントロール、細い体躯に秘めた体幹の強さに注目すべきだ。彼がディフェンダーを抜き去り、その場で立ち止まってから再びディフェンダーを置き去りにする様子に注目だ。エドワーズのヒーローはネイマールだが、そのセンスに舌を巻くばかりだ。

エドワーズにエクセルシオールでのベストゲームはどれだったかを聞いてみると、2月にホームでFCエメンに2-1で勝利した試合をあげた。エクセルシオールは後半初めに1-0でリードを許し、その直後にエドワーズが同点ゴールを決めた。ボールをゴールから25ヤードの位置で受け、そこから前に飛び出し、シュートの形を作り、相手を抜き去って、そしてゴールの反対側の下の角を目掛けて、同点ゴールを蹴り込んだのだ。その3分後、彼は決勝ゴールをお膳立てした。ボールをセンターサークルで受け、前に向けて走り出し、ディフェンダーの間に転がす、デニース・イカートに完璧なパスを通して彼のゴールに繋がった。

 

 

エクセルシオールはポストシーズンのプレーオフで降格が決まったが、それでもエドワーズはいくつかの注目すべきスタッツを残し、最高のチームの最高の選手たちと肩を並べた。彼は一試合当たりのドリブルで、PSVアイントホーフェンでオランダ代表のステーフェン・ベルフワイン(3.2回)を抜いて3.3回でエレディビジのトップに立った。彼はリーグで2番目にファールを受けた選手で、平均して1試合当たり3回で、フォルトゥナ・シッタードのマルク・ディーメルスをわずかに下回った。エドワーズがノースロンドンのホテルでインディペンデント紙のインタビューを受けた時、当時のオランダでの出来事を誇りを持って振り返ることができるはずだ。

エクセルシオールでの彼の最高の瞬間の写真で振り返っていった。

「写真のなかで良いプレーをしている僕を見ていると気分が良くなるね」

一番誇りに思っているのは?

「相手プレイヤーを抜き去ること。ただ自由にフットボールをするのさ。選手や監督から、自分のプレーについて良い評価をもらってね。周りのみんなはいつも僕が良い選手だと言ってくれたよ」

ゴールキーパーのアレッサンドロ・ダーメンは、エドワーズがこのポジションで最高の選手になる能力を持っていると考えている。右サイドバックのジェフリー・フォルテスは、エドワーズが今までにプレーした中で最高だと言う。

「僕のチームメイトたちはいつも『マーカスの思うままにプレーしろ。お前は本当に良い選手だ』って言ってくれたんだ」