再び移籍に関するニュースがメディアを賑わしているが、ハリー・ケインは常に負傷と移籍に関連した話題がつきまうようだ。
まだ完全なフィットネス状態を取り戻していないハリー・ケインだが、そのことがその名前がさまざまな移籍関連のニュースの見出しに飛び交うことを妨げることにはならない。
イングランド代表キャプテンは、先週からホットスパー・ウェイで屋外のボールを使うトレーニングを始めている。4月初旬に完全なフィットネスを取戻すという本人の目標は順調に進んでいるように思われる。
毎年夏になると、スペインのビッグ2(多くの場合はレアル・マドリード)やマンチェスター・ユナイテッドへの移籍に絡んだ噂が飛び交い、最新の噂でセリエAとユベントスがそこに追加された。
一方で、今年の夏に27歳になるケインが、何年もの努力を費やしてきた「トッテナムを約束の地に導く」ことができるかに疑念を持っているとすれば、スパーズを離れることへの思いを巡らせることに一定の理解ができるだろう。
このストライカーは常に、夢は自身の育ったクラブですべてを成し遂げることだと言ってきたが、スパーズが自身の野望に合っている限りは満足しているという「但し書き」も加えていた。
彼は現在、クラブの主たるゴールスコアラーとして、6シーズンをフルに戦い抜こうとしている。
その間、彼は2度のプレミアリーグ得点王とワールドカップ得点王を獲得し、個人の栄誉を得ている。さらにPFAチーム・オブ・ザ・イヤーに4度選出され、PFAヤング・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに1度とイングランド・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに2度、プレミアリーグ・プレーヤー・オブ・ザ・マンスに6度も選出されている。
しかし、スパーズのタイトルに関しては、昨シーズンのチャンピオンズリーグ・ファイナル、2015年のリーグ・カップ・ファイナルでの「準優勝のメダル」を除き、カップ・ボード(陳列棚)は空っぽのままだ。
