敗者
ダニエル・レビィ会長
トッテナムのチェアマンは、彼自身に落ち度は無いものの、今シーズンのスタジアム問題におけるファンの苛立ちを増幅させた人物である。
クラブも彼も、壮大な新スタジアムの建設において業者に裏切られる形となった。
新スタジアムはシーズンが始まる頃には完成し、9月15日のリバプール戦でオープニング・マッチを迎える予定であった。

その日が訪れ、重大な安全上の問題によって完成は見送られた。
その後、クラブは2019年まで新スタジアムのオープンが先送りになることを発表。先週、FAとの間で今シーズンいっぱいは予備のためにウェンブリーで試合ができるように取り決めが結ばれたことが伝えられた。
ウェンブリーでのシーズンをサポーターは受け入れていたが、その期間はすでに1年半が経ち、さらに2年にまで延びるかもしれない状況。ファンは痺れを切らしている。
夏の移籍マーケットでは一切の投資をせず。しかし、その理由がダニエル・レビィ会長なのか。そして、その影響が今シーズンのチームの戦績にどれほどの影響を与えるのかは、時間のみが教えてくれる。