/ジョゼ・モウリーニョ:ウェストハム戦を控えての記者会見

ジョゼ・モウリーニョ:ウェストハム戦を控えての記者会見

笑顔が見てとれるが、楽しんでいるのか?

この2日間ニコニコしてるよ。まず初めに、少しばかり悲しい話から始めるべきだと思うし、そうさせていただくよ。マウリシオについて話をしなければね。

彼の功績に祝辞をおくらなければいけない。内々で分かりあっていることだが、そういうこともちゃんと確認しておかなければね。このクラブはこれからも彼のホームだ。このトレーニング・センターも常に彼のトレーニング・グラウンドだ。彼にはいつでも好きなときにここに来てもらいたい。彼が選手たちや一緒に仕事をした仲間に会いたいときには、ドアはいつでもオープンだよ。

私の経験から言えば、「明日はまた別の日(tomorrow is another day)」だ。再び彼自身の幸福を見つけるだろう。また偉大なクラブを見つけて、素晴らしい将来を得るだろう。今回が彼が職を失う最後のケースだとしたら、それは非常に悪いニュースだよ。なぜならそれは監督業には付きものだからだ。分かってほしいのは、これまでそうして来たように我々は日々すべてを捧げている。いつの日か悲嘆にくれてクラブを去るときのためにね。だが、それはまた偉大な功績を残したという感覚も伴っているものだ。これはこのクラブの誰もが感じていることなので、言わせてもらいたい。彼は常にこのクラブとともにある。

私がここにいることであなたたちがハッピーならば、私はその事実に落胆してしまうね。スカイスポーツの解説者として私を引き留めておきたかっただろうと思ったからね。まあそれでもいいよ。私たちは友人だし、私がスカイでの仕事を楽しんだことはよく分かってくれているだろう。だが、これが私の人生なんだ。ここが私の「居場所」であり、私を本当に幸せにしてくれるものなんだ。今日ほど微笑んだことはなかったよ。2日後には試合を控えているしそんなに時間は無いが、心の奥深くでは本当に本当にハッピーだね。

このクラブで過ごす一分一分が、私にこの決断は正しかったと思わせてくれる。ビッグな構想を持ったビッグなフットボールクラブ、素晴らしい組織のおかげで、私の選手たち、私のチームに私のやり方で指導する仕事によりフォーカスできる。その状況を心から楽しんでいるよ。私を取り巻く状況に関して、全く心配などしていない。この素晴らしいシステムがあるというだけではなく、このクラブの構造は活力や対応力に溢れているのだ。ファンタスティックだね。実に驚嘆させられるものだ。ここにいてハッピー以上のものを感じているよ。

10段階で評価するとどれだけハッピー? またどれだけこの仕事は難しいものになる?

ハッピーか? 自分の選択が正しかったかに関しては素晴らしいね。10だよ。これ以上の満足はないね。仕事の難しさに関しては、クラブがシーズン半ばで変化を起こすときにはいつだってそうさ。明らかに状況が悪いからそうなるんだ。外部からは図り知れない奇妙なことが起こらない限りはね。成績がこういう決断に繋がるんだ。

2日後の試合や4日後にもまた試合があり、結果が必要であるということを忘れていいなら、そしてここで私の言ったことを忘れていいなら、このクラブのポテンシャルは素晴らしいものだし、それには本当に嬉しく思っている。このクラブについてミスター・レヴィ(ダニエル・レヴィ会長)が私に示した展望や選手とチームのクオリティが、私がここにきた理由の一つなんだ。それが私がここに来た主要な理由だ。素晴らしい仕事を手にしたことは分かっている。簡単な仕事じゃない。上手くバランスを取らないといけないからね。いきなりやって来て4日後にものごとを変えられると考えてはいけない。シーズン半ばにチームを請け負った経験はあまりないからね。2001年のポルトに続いて、これがたった2度目だ。

この(監督就任までの)数月間はそういう事態も考えていた。シーズン半ばに就任する感じがしたからね。それについては多いに考えたし、結論は就任後2、3日で試合があるだろうということだった。落ち着いて臨まなければいけないし、それ以前に築かれた基盤を信頼しなければいけない。良い監督、良いコーチ陣の指揮下にあったんだ。もちろんプレースタイルやリーダーシップの原則に関しては変化が必要だろう。だが私は、自分の足跡を残すことや自分自身のためにここへ来たのではない。選手たちのため、安定した基盤をもとに先へ進むために来たのだ。情報を選びやトレーニングセッションを決めるのは慎重にやるつもりだ。練習の強度調整を上手くやって、選手たちのやり易さを基準に始めるつもりだ。

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