/【コラム】ジャーメイン・ジーナス:チャンピオンズリーグ・ファイナルの手引き

【コラム】ジャーメイン・ジーナス:チャンピオンズリーグ・ファイナルの手引き

 

2人の指揮官が自分のクラブで築き上げた文化に注目したい。偉大な人物のみが持つ、稀有な才能といえるだろう。そのカリスマ性によって、それぞれのクラブは興奮を持って2人を歓迎する場所となった。ハイリスクでハイテンポ、多くのゴールと魅力こそがその大きな要因だ。そんな戦いぶりを好まない者などいない。2003年にオールド・トラフォードで行われたACミランとユベントスのチャンピオンズリーグ決勝が0-0で終わって以来、フットボールは確かに進歩してきたように感じられる。マドリードであのような試合展開を観ることは決して無いだろう!

どちらの指揮官も、戦術的知性と情緒的知性の重要な組み合わせを有している。多くのコーチはどちらか一方を持っているが、もう一方は持っていない。最高の指揮官には両方がある。もちろん、リーグでの成績と昨年のファイナルの経験を考えれば、リバプールが優勢と思われるだろう。リバプールはその実績を証明しようとするだろうし、特別な意志を持っているだろう。しかし、クロップのチームがファイナルで6連敗を喫したのには理由があるのかもしれない。彼らにより強いプレッシャーがかかるは確かなのだ。

トッテナムは未知の世界に入っていく。彼らはおそれを知らず自由にプレーすることができる。グループステージの最初の3試合でわずか1ポイントを獲得した後、PSVがインテルに勝利するかバルセロナを相手にルーカス・モウラの同点ゴールを必要としたが乗り越えた。その後、マンチェスター・シティ戦ではセカンド・レグのラヒーム・スターリングの終了間際の決勝ゴールがVARによって取り消された。さらにはアヤックス戦で驚くべき逆転劇を演じてみせた。彼らは試合のなかで大きな壁にぶつかった瞬間にこそ何かを発揮してきたのだ。

ボールを保持できない時間帯、プレッシャーに晒されている時間帯、そしておそらくスコアで劣勢に立たされた時間帯にスパーズは厳しい状況に直面するだろう。そこでこそ、顔を見合わせて声を掛け合う時となる。

「さぁ!俺たちは奇跡を生み出し、とんでもないところまでやってきた。ここで諦めるにはあまりにも多くの奇跡の瞬間だったんだ」

Liverpool boss Jurgen Klopp, pictured in Marbella this week, will be under pressure on June 1