/ヤン・フェルトンゲン:スパーズを代表してリュディガーに謝罪したい

ヤン・フェルトンゲン:スパーズを代表してリュディガーに謝罪したい

フェルトンゲンはStandard Sportに次のように語っている。

「僕は何も聞こえなかったけど、こういったことがまだ起こっているのだとしたら、とても残念なことだし、僕らは強い態度で対応しなければならない」

「今になってもこのような(人種差別的な)考えをしている人がいるなんて僕には理解ができない。普段はみんなもっと賢いんだと思っている。僕はそういった人は少数だと思うけどが、大きく間違った考えだよ」

「事態が悪化しているかどうかは分からない。こういったことは決してあるべきではない。どういうつもりでやっているのか、僕にはさっぱりわからない。それについては何も言えない。もし相手の選手でも僕らチームの選手でも、それで影響を受けのなら、僕はスパーズの名を借りて謝るよ。そういった人は少数派であって、愚か者だ。僕らは、そういった人と同じではないよ」

「このような愚か者をどうやって更生させるのか分からないけど、これは正しい人たちが強い態度で対抗していく機会だね。この国だけではない。それはどこでも問題になっていて、反対の姿勢を発言するための機会だよ」

「僕はいつも、イギリスが多くの文化が融合した社会をリードする国の一つだと思っている」

「それは僕がロンドンを愛している理由でもあるし、僕がイギリスを愛している理由でもある。この国は他の国よりも進んでいると思っているだけに、辛い出来事だ。このスタジアムの中だけの問題じゃないし、ロンドンやイギリスだけの問題でもなくて、世界中どこにでも起こっている。間違ってことだよ」

「イギリスでは強く行動しているけど、もしかするともっと強く行動しなければならないかもしれない。イギリス以外では、UEFAや他のヨーロッパのフットボール協会が、まだまだもっと強くやっていくだろう」

この試合で2ゴールを決めたチェルシーのウィリアンは、犯人がすべてのフットボール・グラウンドから生涯来場禁止の処分を受けることを求めた。

「トニ(リュディガー)にこれ(人種差別)をした人はスタジアムに入れないようにすべきだね」

人種差別に反対する慈善団「Kick It Out(キック・イット・アウト)」のトロイ・タウンゼンド(アンドロス・タウンゼントの実父)は、BBCラジオ5ライブで、人種差別は「私たちの協議(フットボール)の中で成長した病気」であり、これからも選手はすぐに直接行動を起こすだろうと発言した。

「過去数シーズンに見てきたこと(フットボールにおける人種差別)を今後も目撃し続けた場合、選手たちは自らの手で事態への対応をするだろう」

「これまでではまだまだ言葉や行動が十分ではなかったということだ。(被害を受ける)選手が『ありがとう、もうこれで十分だ』と言うくらいまで対策を講じる責任がある」

フットボールにおける人種差別が繰り返された惨めな2019年。7月、チェルシー・ファンは、ラヒーム・スターリングへの人種差別によって生涯スタジアム来場禁止となった。10月には同じくスターリングがブルガリアでイングランド代表の黒人選手と共にその標的とされた。今月初めには、マンチェスター・シティのファンがマンチェスター・ユナイテッドのフレッジに人種差別をした容疑で逮捕された。

この週末、ロンドンで人種差別があったとされる事件は、リュディガーへのものだけではない。警察は、ミルウォールに2-1で勝利したその「直後」にバーンズリーの選手に向けた人種差別があったとして捜査している。