/「トッテナムらしくない」がノースロンドン・ダービーでモウリーニョに見い出した吉兆

「トッテナムらしくない」がノースロンドン・ダービーでモウリーニョに見い出した吉兆

「トッテナム・ウェイ」が内包する問題は、あの歴史的な1961年のシーズン・ダブルと、その2年後のカップ・ウィナーズ・カップ制覇の日以来、クラブの足跡からトロフィーが遠のいていることだ。

FAカップやリーグカップ、UEFAカップはいくつか獲得したが、スパーズは60年近くトップリーグのタイトルを獲得したことがなく、過去21年間でリーグカップを1度獲得しのみとなっている。

「トッテナム・ウェイ」は特にこの20年の間に才能ある選手たちが魅力的なフットボールをすることで実践されたものの、一方でメンタルの脆弱さをチームが露呈してきた。

かつてサー・アレックス・ファーガソンは、ハーフタイムにスパーズが3-0とリードしていた際にマンチェスター・ユナイテッドの選手たちにこう言ったことがある。「みんな、相手はトッテナムだぞ」と。そしてユナイテッドは5-3で勝利し、期せずしてスパーズはメンタルが脆弱であるチームとして語り草となってしまった。

マウリシオ・ポチェッティーノは、その脆弱な足腰を鍛え直したかのように見えたが、アルゼンチンは大舞台で失敗からいっきに転がり落ちてしまった。これには、彼が周りからのサポートが受けられなかったがために、最後のピースである勝利の決定力が備わらなかったという声もあるだろう。

最終的には、レビィとスパーズ信者の一部は、フィジカルの強靭さを備えた魅力的なフットボールを実現したにもかかわらず、これではクラブはまだ勝者にはなれないと判断した。

そして、ジョゼ・モウリーニョの登場だ。