/6人の補強を成し遂げたトッテナムの2020年夏の移籍マーケットを総括 [football.london]

6人の補強を成し遂げたトッテナムの2020年夏の移籍マーケットを総括 [football.london]

セルヒオ・レギロンをセビージャでのローン移籍の期間から追っていたトッテナムは、ヨーロッパリーグ優勝に貢献したことで、その関心をさらに高めていた。

モウリーニョもまたレギロンの信奉者であり、自身がかつて率いていたクラブの動向を把握していたため、スパーズはこの夏、左サイドバックを積極的に探していたわけではなかったが、レギロンが適正な価格で入手できることを知り、補強に動くという決定が下された。

「レアル・マドリードはこの23歳のスペイン人を約2800万ポンドで放出する」との情報を得たが、その低価格には落とし穴があった。

レアル・マドリードは、2021年の夏と2022年の夏に、この夏の移籍金に1500万ポンドを上乗せすれば買い戻せるという条項をつけなければ、移籍を認めないという条件を突きつけたのだ。

この条項によってマンチェスター・ユナイテッドは獲得を断念したが、スパーズのレギロンへの評価は高く、たとえ短期的になったとしてもレギロンが左サイドバックを強化してくれると考えて、この移籍を決断した。そしてレギロン本人がスパーズへの愛着を増し、マドリードに戻らないことを決断してくれることを期待することにした。

レギロンはレアル・マドリードでは左サイドバックの3番手であり、スパーズが彼に与えるであろう出場時間を、マドリードに戻っても得られる保証はないのだ。

トッテナムはこの補強に動くことを決断し、選手のプロフィールを調査した結果、この夏に獲得した選手の中では最年少の選手であるにもかかわらず、スパーズが欲していた「強い個性と自信」を彼に見出した。

そして14ヶ月前にフェルナンド・ジョレンテが去ってから、長らくクラブ内で大命題として残っていたストライカー探しである。

それまでに決まっていた補強には大満足だったモウリーニョは、しかし、シーズンが始まると、本職ストライカーの獲得ができていないことについて、舞台裏で声を荒げ始めていた。シーズン前の自己隔離を強いられたことによってプレシーズンを満足に過ごせなかったハリー・ケインに、いきなり連戦出場を課さなければならないことも、モウリーニョが問題意識を高めた理由であった。