/6人の補強を成し遂げたトッテナムの2020年夏の移籍マーケットを総括 [football.london]

6人の補強を成し遂げたトッテナムの2020年夏の移籍マーケットを総括 [football.london]

2016年に最後の契約延長をしたベイルのレアル・マドリードでの給与は、税引き前で週60万ポンド以上の価値があると言われており、スパーズのトップイヤーであるハリー・ケインの3倍以上の価値になる。

その後、メディアでトッテナムへの移籍の報道が浮上するたびに、ベイルの代理人であるジョナサン・バーネットは冷笑を繰り返した。

しかしこの夏、すべてが変わった。ジネディーヌ・ジダンとの関係が悪化し、今シーズンはプレーできないとベイルは宣告されてしまった。契約期間を2年残し、レアル・マドリードはその高額な給与の負担を軽減しようと必死になった。

レヴィはこのチャンスを察知し、31歳のウェールズ人の給与の負担を約40%を引き受けることでローン契約の交渉を進め、スパーズとベイルが合意すれば2年目までローンを伸ばせるオプションを付けた。もちろん2シーズンをスパーズで戦った後には、ベイルとレアル・マドリードとの契約が終了することになる。

レヴィの交渉術の凄さをさらに書き足すと、ベイルが膝を痛めてローン加入後も1ヶ月間は離脱を余儀なくされることが明らかになった際に、レアル・マドリードにその離脱期間中の給与の負担を割増しさせたとの話も出ている。

モウリーニョにとっては優先的な補強ポジションではなかったが、レアル・マドリードで全てを勝ち取ったワールドクラスの攻撃的才能を持つ選手の補強のチャンスは見逃せず、モウリーニョにとっても2012年にマドリードで自身が獲得を望んだ選手でもあった。

トッテナムにおいて、ベイルはその年齢にもかかわらず、この1年間ガレージに隠されて使われていなかっただけの高性能スポーツカーのような存在であった。彼が必要としているのはウォーミングアップだけで、ケインやソン・フンミンとの攻撃陣はプレミアリーグで最高の火力を誇る「三叉のモリ」(Trident、高級車マセラティのエンブレム)となりうると期待が高まっている。

一方のベイルにとっては、自分が周囲からの寵愛を得られる場所に帰ることを望んだため、他に関心を持ってくれたクラブには丁寧に「ノー」と伝え、スパーズへの復帰を何よりも優先していた。

しかし、トッテナムが心を寄せていたのはベイルだけではなかった。