/【スペシャルインタビュー】ハリー・ウィンクス:僕の旅路

【スペシャルインタビュー】ハリー・ウィンクス:僕の旅路

 

今よりも若いころは、たった1試合に出場しただけでも『なんてことだ!スパーズでプレーできるなんて!信じられない!』って、そんな風に思っていた

 

ここに至るまでの苦難の道のりを思えば、より感慨深いものがあるだろう。ウィンクスは、2014年11月、ヨーロッパリーグでのパルチザン・ベオグラード戦での交代出場により、スパーズでのデビューを飾っている。2015/16シーズンでも、彼はベンチメンバーとしてチームに残り、カラバフ、フィオレンティーナといった相手とのヨーロッパの対戦で交代出場の機会を重ね、目覚ましい躍進を見せることになる2016/17シーズンへと向かっていった。

2016年の夏、プレシーズンで印象的な活躍を見せた彼は、8月27日のリヴァプール戦で終了間際の交代でピッチに立ち、プレミアリーグでのデビューを記録。そして、翌9月にはホームで5-0の勝利をおさめたリーグカップ、ジリンガム戦にてトップチームでの初先発を飾った。11月には、ロンドンで敵対するウエストハムとの試合でプレミアリーグでの初先発を達成し、自らのクラブ初ゴールで3-2でのドラマチックな勝利に花を添えた。2017年4月1日のバーンリー戦で激しい衝突に見舞われ、そこでの深刻な足首の負傷が彼のシーズンに幕を下ろしてしまうまで、全コンペティションで33試合に出場するなど、こうしてファーストチームに定着していった。

彼は、2017/18シーズンのスタートに間に合わせるために絶えず努力をした。そしてそれは、チャンピオンズリーグでのレアルマドリードとのホーム&アウェイ、ボルシア・ドルトムントとのアウェイ戦の3試合でいずれも先発を飾り、その試合での記憶に残るパフォーマンスによって報われることとなった。チームはグループステージの戦いを勝ち抜け、決勝トーナメントに駒を進めることとなった。彼の活躍はイングランド代表監督ギャレス・サウスゲイトの目に留まり、2017年11月、ウィンクスはついにイングランド代表でのデビューを果たしたのであった。

しかしながら、足首の問題が再び表面化したことで、2月28日のFAカップ、ロッチデイル戦が彼のそのシーズン最後の試合となってしまった。

再び、夏の期間をホットスパー・ウェイ(スパーズの練習場施設)で過ごすこととなった彼には、ワールドカップ本大会で準決勝にまで進出したイングランド代表を遠くから眺めることしかできなかった。そのときの心境はいかなるものだったのだろうか…?それはウィンクス自身だけが知っている。

彼は、そんな苦しい時期にどのように対処したのだろうか?次のように振り返っている。

「振り返ってみると、これまでとは異なる、乗り越えなければいけないステージがあるってことを理解したよ。自分自身にこう問いかけるんだ。『準備はできているのか?もう一度、ピッチの上で問題ないと感じることができるのか?僕の足首はもってくれるか?再び同じレベルに戻ることはできるのか?』ってね。」

「こういう自問自答はよくあるけれど、大切なことは、くよくよと思い悩んでしまわないことなんだ。それは自分のフットボールにも影響してきてしまうからね。だから、僕にとっては、毎日一歩ずつトレーニングに取り組んだり、体を鍛えてより強くなったり、自分で変えることができることに取り組んで、辛い時期から前に進んでいくことしかできなかった。とにかくポジティブでいつづけることが重要だったよ。」