/【ハリー・ケインの特別インタビュー】イングランドを一つにした未来につながるワールドカップ

【ハリー・ケインの特別インタビュー】イングランドを一つにした未来につながるワールドカップ

その時、イングランド代表キャプテンを冷笑する声をハリー・ケインは聞いていた。ワールドカップの第1戦でクリスティアーノ・ロナウドがいきなりハットトリックを記録したことで、ゴールデンブーツの獲得には多大なプレッシャーがケインにかかるという当時のメディアの反応と同じ声を。

 

2018年6月17日の夜のことだった。ワールドカップの初戦チュニジアとの試合の前のケインのコメントだ。それまでイングランドはユーロ2016で敗退し、ワールドカップでは2006年以降ベスト16を突破できていなかった。ケイン自身はそれまでメジャー・トーナメントでのゴールを記録したことがなかった。それでも湿度の高いヴォルゴグラード・アリーナの夕方に、ケインはワールドカップで優勝することを夢だと話していた。

新年を迎えるこの時期にテレグラフ・スポーツは、2018年にクラブと代表で63試合に出場し42ゴールを記録したケインへの特別インタビューを試みた。この男は、短い時間であったがイングランドをワールドカップ・ファイナルの夢の舞台を現実のものへと変え、ファンに再び代表チームへの愛を呼び起こさせた。その時の思いをこのストライカーはざっくばらんに語ってくれた。そして、これから先、彼を駆り立てるような目標は何かを。明確にトロフィーを勝ち獲ること。特にあのトロフィーを。

「フットボール選手にはそれぞれ異なる道がある。かなり早い時期から出番をもらう素晴らしい技術と才能を持った選手もいる。僕かい?僕はローンに出で、そこで自分の実力を示さなきゃいけなかったよ。それから戻ってきてもベンチに座るだけで、自分がそのレベルでやれるってことを証明するためのチャンスを待たされたんだ」

「僕はキャリアの大半で、周りの評価が間違っていることを証明しなきゃいけなかったし、いつも挑戦的な姿勢でいたのさ。それが僕の内なるモチベーションだった。監督や友人、家族やファンに僕の実力を証明するって気持ちが僕の中には染み付いているんだ。それで最高の自分が発揮できるんだよ」