/ジオバニ・ロチェルソ:スパーズでのアルゼンチン人の伝統を引き継ぐ覚悟

ジオバニ・ロチェルソ:スパーズでのアルゼンチン人の伝統を引き継ぐ覚悟

クラブでの5ヶ月間を経て、ここ数週間でようやくジオバニ・ロチェルソがトッテナムの選手としての真価を発揮している。このアルゼンチン人は、昨年の夏にローンでホワイトハート・レーンにやってきた。それはチームの若返りを図ったマウリシオ・ポチェッティーノの長期プランの一部としてだった。 1月に、ロチェルソはジョゼ・モウリーニョのもとで完全移籍に合意し、5年間の契約に署名をした。フットボールでは多くのことが急速に変化していく。

トッテナムの最高級のトレーニング施設で腰を掛けている快適にくつろぎながらロチェルソは語ってくれた。

「今、僕はスパーズのような大きなクラブにいる時間を本当に楽しんでいるんだ」

「最初は簡単ではなかったよ。僕は新しいリーグ、新しい言語、新しい文化に飛び込んできたんだけど、やってきてすぐに怪我をしてしまった。でも、今はこれ以上ないほどの良い気分さ」

ロチェルソは、おそらくゴールを決められるプレイメーカーといった評判でスパーズにやってきた。おそらく昨年の夏に移籍を望んだが、それに失敗したクリスチャン・エリクセンの後継者としての期待が周囲にはあった。しかし、ロチェルソはアルゼンチン代表での合宿中に股関節の損傷を負い、2ヶ月間の極めて大切な時期を棒に振ってしまった。彼が回復するまでの間に、ポチェッティーノはクラブを去り、モウリーニョが新たな指揮官に就任した。異なる哲学を持つ2人の指導者だが、ロチェルソは成功するために新天地で適応する経験がこれまでにもあった。

「僕のキャリアを通じて、監督の要望に答えてさまざまなポジションでプレーしてきた。今はトッテナムにいる。ここに来てから僕はすでにワイドでプレーしてし、中央でもプレーしている。僕にとって重要なことは、常にチームのために最善を尽くし、監督の要望に応えることだ。そして何よりも、ピッチで幸せになることが重要なんだ」

先日、移籍したエリクセンとの比較について、ロチェルソの発言はいつも丁寧だが、歓迎はしていないようだ。

「クリスチャンは素晴らしい選手であり、ここ数ヶ月、彼とここで過ごしてとてもよくわかったよ。でも、結局のところ、クラブとエリクセンはともに変化の道を進むことが正しいと判断したのさ。だから僕は、彼と自分を比較しないようにしているよ」

ロチェルソが現在の監督を感動させるのを助けたのは、おそらくこの頑固な態度であろう。5フィート10インチ(身長178cm)のテクニカルな選手であるアルゼンチン人は、所謂「モウリーニョ・タイプの選手」ではないが、FAカップ4回戦のサウサンプトン戦で見せた圧倒的なパフォーマンスに、スパーズの指揮官は熱狂的になった。

「私が来てから最初の数週間はちょっと大変だっただろうね。でも、彼は我々の期待を理解した。良く学んでくれているし、良い青年だ」

「私がここに来てから驚くべき進化を見せてくれている」