/『ウインガー』以上の存在…ギャレス・ベイルの新しい役割

『ウインガー』以上の存在…ギャレス・ベイルの新しい役割

バーンリー戦の前半、ギャレス・ベイルはそのゴール以上に、本調子を取り戻しつつあることを示した瞬間があった。

前半10分50秒、スパーズ陣内でボールを拾ったベイルは、まず相手選手1人を剥がすと、バーンリーの左サイドバック、チャーリー・テイラーと正面に相対した。今シーズン序盤であれば、このウェールズ人が安全なプレーを優先してボールを横か後方にいるチームメイトににパスしていたような局面だ。

しかし、自信を持った本来のギャレス・ベイルはそのような選択をしない。今回、彼はクラレッツのディフェンダーを通り越す位置にボールを蹴り出して、タッチライン上に膨らんで相手をスピードで振り切り突破すると、さらにテイラーを置き去りにした。

トッテナムでの全盛期にマイコンに悪夢を見せたあの夜のように。レアル・マドリードでのコパ・デル・レイのバルセロナ戦の決勝ゴールのように。ピッチの外に飛び出して大きく迂回をしてでも、その圧倒的なスピードで相手を振り切り、置き去りにするその動きが垣間見えた。

日曜日の午後、ベイルはノースロンドンに帰ってきてから最高のパフォーマンスを見せただけでなく、『ウインガー』以上の存在であることを証明した。

31歳のベイルは、さすがに90分間をフルで、サイドを上下にスプリントし続けることはできない。その年齢と負傷歴によって、若かった頃にスパーズ・ファンが目撃していた無限のエネルギーを陰りを潜めている。

その分、ベイルは自分のスタイルを適応させて、適切なタイミングでフィールド上を駆け上がるようにし、ある時は中央にポジションを移し、またある時は背後からの飛び出しを狙うようになるだろう。