ギャレス・ベイルは歴代のリリーホワイトのシャツを身に纏った選手の中でも一二を争う程のベストプレーヤーであったことは間違いないだろう。だからこそ、彼がチームを離れたときには、多くのファンが悲しみに打ちひしがれた。クラブはベストプレーヤーの一人を失ったのだから当然である。
しかし、ベイル放出と引き換えに、クラブはレアル・マドリードから莫大な移籍金を獲得したのである。BBCの報道によると、マドリードは8500万ポンドをベイルの移籍金として支払ったとのことである。これはスパーズにとってクラブレコードとなる移籍金獲得となった。多額の移籍金獲得により、スパーズがベイルの後釜に大金をつぎ込むことは明らかであった。ただ、ベイルに匹敵するクオリティを有する選手を獲得するのは非常に困難であったことはいうまでもない。それでもその年、クラブは7人の選手に補強資金を投じた。
のちに彼らはベイル・セブンという名称で世に知られることになる。
しかし、その補強した選手のうちチームに留まっているのはたったの2人である。クリスチャン・エリクセンとエリク・ラメラ、未だチームに在籍している選手は彼ら2人のみで、その他の選手はノースロンドンでのキャリアを間もなく終えることになった。
私たちはベイル・マネーで補強したにもかかわらず、残念ながらノースロンドンでのキャリア終えてしまったその他5人の選手に着目し、彼らの現在の動向についてここに記したいと思う。
ロベルト・ソルダード

ロベルト・ソルダードのスパーズでのキャリアはお世辞にも上手くいったとは言えないだろう。そのスペイン人がチームに加入した際の移籍金は、BBCによると2600万ポンドであったとされる。その報道を聞くと莫大な移籍金だと思われるが、実際にはマスコミが誇張しただけであって、それよりも安い正当な値段であったとされる。
彼はバレンシアで成功を収めた後にノースロンドンに移籍したわけだが、スパーズではゴールから遠ざかり、結果的には放出されることになった。
現在の所属先は?
ソルダードは現在グラナダFCに在籍している。彼は2019年7月15日、フェネルバフチェでの2シーズンを経て1年契約でそのクラブに加入した。
現在34歳、今シーズンが彼のプロフットボーラーとしての最期のシーズンとなるかもしれない。