/ジョゼ・モウリーニョ:チェルシー戦の後の記者会見

ジョゼ・モウリーニョ:チェルシー戦の後の記者会見

あのレッドカードをどう思った?

私にとってはレッドカードではないね。この会場にいるすべての人のところに行って聞けば、イエスと言う人もいれば、ノーと言う人もいると思うよ。これはVARの本質ではない。私はUEFAの協議の開始に関与していたが、VARの導入の手順における本質は、前半にあったようなPKの判定のため、または明白な誤審の是正のために用いられるということだ。スタジアムの65,000人がスクリーンでその場面を見て、皆がPKであることを理解しただろう。私にとって、そういった使われ方こそがVARだ。

ソンとリュディガーとの間で起こったことに対する(最初の)判定は、主審による明確なミスではない。あの場面での主審のミスは、ソンにファールをしたことについて、リュディガーにイエローカードを提示しなかったことだ。それこそが明らかなミスだ。しかし、VARではその点は見直されなかった。そのうえ、私にとってはありえない判定をソンに下した。

さて、あなたは「イエス(正しい判定)」と言うだろうし、この若い女性は「ノー」と言うだろう。おそらくここにいる我々の友人は「イエス」と言うかもしれない。だが、それではVARではないんだ。私にとっては本当に最悪の判定で、根本的に試合を台無しにしているよ。

スローモーションがより悪く見せた?

スローモーションもそう。カメラのアングルもそう。すべてだよ。私はこの結果に悲しく落ち込んでいたが、この記者会見でジョークを言う余裕は残っているよ。リュディガーは今頃、病院で肋骨の骨折を検査しているのだろう。いくつかの国では、例えば私の国(ポルトガル)では、「賢い選手」 と評価されるが、私が2004年にこの国を好きになった理由の一つだったが、この手のプレーを「賢い」とは言わない文化があるからだ。この国ではこのようなプレーをなんというか。それをここで口に出すのはやめておくよ。

アンソニー・テイラー主審はタッチラインであなたとランパードに試合の中止を提案したか?

ノー、ノー、ノー、ノー。何が起こっているのかさえ私は知らなかったんだ。試合中にアンソニーが選手たちとずいぶん長く話してるものだなと私は考えていたんだ。そのうち遅かれ早かれ、我々にPKが与えられるものなのかとね。彼はずっと選手たちに話していたんだ。相手選手たちはケインを掴み、デレ・アリを掴んでいた。コーナーのときも、フリーキックのときもね。

彼はあまりにも話す時間が長かったので、選手と話したり試合を止めたりしているのを見て、先生のお説教かと思ってたんだ。でも、彼が私とフランクにそれが何かを伝えに来たとき、とてもがっかりしたよ。主審が下すどんな決定であっても私は同意しなければならないし、それで試合を中止するのであれば、全員を家に帰らせなければならない。私がコントロールできることではない。人種差別は今もまだ起こり続けるこの社会の悲しい出来事であり、フットボールの悲しい出来事である。