/CLとELのファイナル観戦を巡ってファンがUEFAに要望書を提出

CLとELのファイナル観戦を巡ってファンがUEFAに要望書を提出

アーセナル、チェルシー、リバプール、トッテナムのファンが、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのファイナルの運営に関して、UEFAに改善を求めている。

昨季の両ファイナルはマドリッドとバクーで開催。そのため、イングランドのファンにとって旅行の手配とチケットの入手が困難になるという問題が生じていた。

リバプールとトッテナムのファンには、ワンダ・メトロポリターノ・スタジアムの収容量の半分以下しかチケットが割り当てられず、またバクー・オリンピック・スタジアムで開催されたELファイナルを現地で観戦したチェルシーとアーセナルのファンは5,000人程度だった。

UEFAは、チケット販売と遠征の手配に関して、計画立案の困難さをこれまでも再三強調しており、ファイナルの開催地が2年前に選定される以上、進出するチームの「予想は不可能だ」と述べている。

アーセナル、チェルシー、リバプール、トッテナムのサポーターズ・トラストが28日水曜日に発表した共同声明は、以下の6点を求めている。

チケットの割り当て

全体の80%はファイナルで争う両チームに配分され、残りの20%がスポンサー、協会関係者、出資者、および一般販売に充てられるべきである。

収容量

チケットの可用性を最大限に確保するため、十分な収容人数(ELファイナルでは60,000人以上、CLファイナルでは75,000人以上)を誇るスタジアムのみが選定されるべきである。

価格設定

ファンの選択肢を広げるための、幅広い価格設定。

アクセシビリティ

障害のある人々のための最高水準のアクセシビリティ。

インフラ

チャーター機の増便に対応でき、近隣都市や空港への鉄道での移動に優れる等、発達した交通網と来訪者の数に見合う宿泊施設を持つ都市が開催地となるべきである。

平等性

開催地は人権と平等性を遵守し、差別をせず、観戦する権利を否定しないこと。

マドリッドで開催された昨季のCLファイナルに於いて、リバプールとトッテナムのファンに配分されたチケットは、全68,000枚中の33,286枚。

ワンダ・メトロポリターノ・スタジアムの残りの座席は、現地の運営委員会、UEFA、各フットボール協会、スポンサー企業、放送局、法人向けホスピタリティーパッケージに充てられていた。

一方、バクーで開催されたELファイナルには、イングランド在住のチェルシーおよびアーセナルファンは約5,000人しか向かわなかった。

特にチェルシーは割り当てられたチケットの半分近くが売れ残り、UEFAに返納することとなったが、ファンの遠征を妨げたのは直航便の少なさとホテルおよびチケット価格の高騰だった。

UEFAは6月の声明で、「同規模の開催地」でファイナルを行っているという「近年の経験」から、「ELファイナルのチケットを求めるファイナル進出チームのサポーターの数は、クラブによって大きく異なり得る」と述べている。

2020年のCLファイナルは(2005年のリバプールの逆転優勝で著名な)イスタンブールのオリンピック・スタジアムで、一方ELファイナルはポーランドのスタディオン・エネルガ・グダニスクで開催される。

2021年の両ファイナル開催地は9月24日に選定される予定で、CLにはミュンヘンのアリアンツ・アレーナとサンクトペテルブルクのクレストフスキー・スタジアムが、ELにはトビリシのボリス・パイチャーゼ・ディナモ・アレナとセビージャのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンが名乗りを上げている。