口を大きくあけてニヤニヤしながら、ギャレス・ベイルは7年ぶりに再びこの白いシャツに袖を通した。
「またこのユニフォームを着ることができて、とても幸せだよ」
レアル・マドリードからの1シーズンのローンでの再加入が決まった後、背番号9のユニフォームをまとったウェールズのスター、ギャレス・ベイルは嬉しそうに話してくれた。
スパーズのユニフォームを初めて着たのは、2007年8月にオールド・トラフォードでデビューした時だった。その6年後にベルナベウへと移籍し、203試合に出場して55ゴールを記録。2010-11シーズンのチャンピオンズリーグでは、ヨーロッパ中からスポットライトを浴びる活躍を見せた。
ロス・ブランコスではチャンピオンズリーグで4度、ラ・リーガで2度のタイトルを含む、多くのタイトルを獲得してきたベイルだが、もしかしたらいつかスパーズに戻ってくるかもしれないと、将来のキャリアの筋書きを感じていた。

そして今、ギャレスはここに戻ってきた…。
「ここに戻ってこれて嬉しいよ!」