/【コラム】シティとリヴァプールの先頭集団から引き離されるスパーズ

【コラム】シティとリヴァプールの先頭集団から引き離されるスパーズ

チーム強化の明白な必要性に対して、スパーズは移籍市場においてきわめて活発な動きを見せるには至らなかったものの、タンギ・エンドンベレ、ライアン・セセニョン、ジオバニ・ロ・チェルソの獲得は、監督が長期間関与したものであり、それぞれがクラブにとっては新顔になる。

マンチェスター・ユナイテッドの元監督であり、成功には熟知したサー・アレックス・ファーガソンは4年間が一つのサイクルであるという考えを強く支持しており、この期間を越えるチームには刷新が必要だというのだ。ポチェッティーノがスパーズに来てからのみならず、エリクセンやフェルトンゲン、ハリー・ケイン、ウーゴ・ロリスやその他の選手たちがこの期間やそれ以上の時間をここで過ごしている。

最近のスパーズには刺激が不足している。それは単にシーズン序盤特有の悩みなのかもしれないし、ポチェッティーノが月曜には終わると望んでいた不確実性がもたらしているものなのかもしれない。あるいはチームは、これまでとは異なる特徴を持ち、ポチェッティーノが彼の哲学を注入していく新たな選手の投入を必要としているのかもしれない。

それが何であれ、現状のままではスパーズがシティやリヴァプールに対する挑戦者に成り得ると真剣に考える人は多くないだろう。

ケインのシュートがポストを直撃したこと、あるいはソクラティスとの交錯で転倒した場面でのペナルティを主張するかもしれないが、スパーズはアーセナルのプレッシャーに大きくぐらつき、ロリスの素晴らしいセーブのおかげでポイントを確保したようなものだ。

ポチェッティーノと選手たちは、いわゆるビッグ6同士での2つ目の引き分けをうけて、さらに試合の質を向上させなくてはいけないだろう。このアルゼンチン人監督が14-15シーズンに就任して以降、スパーズはこのビッグ6とのアウェイ戦で27試合のうち引き分けが9試合、敗戦が15試合と、3試合でしか勝利しておらず、直近の6試合でも勝利は一度もない。

全くもって十分でない。

また、これを言っては元も子もないかもしれないが、現チャンピオンのシティやリヴァプールに迫り、30年ぶりのタイトルを獲得することを願う人のうちで、真剣にその実現性を明示できる人はいないだろう。

実際、すでにスパーズやチェルシー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが見せている不完全さは、レスターやエヴァートン、ひょっとするとウエストハムにすら、彼らが渡り合い、トップ4争いに食い込んでいくチャンスがあるのでは、という楽しみや期待感、励みを与えているといえるだろう。特にそういったチームにはヨーロッパ戦の負担がないのだ。

いずれにしても、タイトルレースはエティハド・スタジアムとアンフィールドの間、36マイルの距離で繰り広げられることになるだろう。それはすでに周知の事実だ。