/【コラム】シティとリヴァプールの先頭集団から引き離されるスパーズ

【コラム】シティとリヴァプールの先頭集団から引き離されるスパーズ

クラブの空気には不安要素が漂っているが、ヨーロッパの移籍マーケットが閉まり、クリスチャン・エリクセンの残留が確かなものとなれば、少なくともそのうちのひとつは解消されるだろう。

このデンマーク人ミッドフィルダーは、早い時間での先制ゴール、連続した2つの惜しいチャンスを生み出しチームへの影響力を示したが、ここまでのところクラブへの忠誠を誓うには至っておらず、他クラブからの関心がなかったということだけが彼を今の居場所に引き留めている状況だ。

ポチェッティーノは、移籍市場が閉まり、どの選手とともに仕事に取り組むことになるのかがはっきりするまで、スパーズのシーズンは始まらないと考えているようにすら思えた。クリスチャン・エリクセンは、現所属クラブでのパフォーマンスによってでのみ、他クラブからの彼自身の評価を上げることはできないということを理解しているはずであるし、もっと地に足をつける必要があるだろう。目の前のことに取り組んでいかなければならないのだ。

しかし、それでもなおエリクセンの将来に関しては、継続的かつ、あって当然の問題が残るだろう。ポチェッティーノはシンプルにシーズンの戦いへと突入したいだけであろうが、開幕4試合でたった1勝、勝ち点5ポイントという振るわない滑り出しは、彼の見立てを支えるものではないはずだ。

トビー・アルデルヴァイレルトの去就についても憶測が飛び交い、加えてポチェッティーノは、今節こそ戻ってきたものの、好調のヤン・フェルトンゲンを外すという選択で、ファンを大いに驚かせた。

またポチェッティーノは、ダービーが終わったらクラブを去るといった自身の将来に関する噂を即座に否定しなくてはいけなかった。

スパーズの監督が、チームが確実性とともに歩んでいくことを望んでいることは、彼のコメントからも明らかだ。

「月曜日が終わって移籍市場が閉まれば、ようやく我々チームは一つの同じ方向を見ることができる。クリスティアン・エリクセンについて、我々には待つことが必要だが、彼を起用することは正しい決断だったと思うし、彼も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」

「私は楽観的だし、このスカッドとともに、クラブに大きなものをもたらすために戦うことができるのがとてもハッピーだよ。過去に起こったことは過去に起こったことでしかないし、それを変えることはできない。将来に向けて強いビジョンを描いていくことがすべてなのさ。過去からは学び、そこから前進していくことこそが重要なんだよ」

遠回しな表現ではあるが、ポチェッティーノがようやくスパーズのシーズンが始まると感じているということが見てとれる。