/【コラム】シティとリヴァプールの先頭集団から引き離されるスパーズ

【コラム】シティとリヴァプールの先頭集団から引き離されるスパーズ

プレミアリーグのタイトルレースは決して4試合で終わるようなものではないが、2クラブでの競り合いとなる「お決まり」のパターンに入りつつあるという話にも十分な根拠が生まれているようだ。

1ポイント差でマンチェスター・シティがタイトル争いを制し、一方で2位リヴァプールと3位チェルシーの間には25ポイントもの差が開いていた昨シーズンの5月から、すでに今シーズンのこの短い期間で、シティとリヴァプールはそのデッドレースが終わってなどいないということを誇示している。

シーズンの魅力が損なわれるという意味ではないが、残りの34試合における風向きがすでに見えてきているというのは何とも味気ない。同じ2クラブでのタイトル争いなのだ。

チェルシーは補強禁止処分に加え、エデン・アザールを失ったなかでフランク・ランパードのもと難しい移行期間を過ごし、土曜日にサウサンプトンと引き分けたマンチェスター・ユナイテッドは、トップ4フィニッシュを目指して戦う栄光からはほど遠いクラブを見ているようであった。

そして日曜日、エミレーツ・スタジアムにてアーセナルとスパーズとの間でのノースロンドン・ダービーを迎えることとなった。

試合はスリリングかつ混沌を極め、そして驚くほど面白いゲームとなった。しかしながら、両クラブがある種の欠陥を抱え、トップを走る2クラブに近いレベルにはないということをすべての観衆に示すような試合でもあった。

スパーズは近年、トップを脅かす存在になりつつあり、チャンピオンズリーグ決勝にまで到達したマウリシオ・ポチェッティーノが再びタイトル争いに参戦する可能性は十分ある。タイトル?それは一度脇に置いておくとしよう。

プレシーズン以降、ポチェッティーノは苛立ちを隠せない印象を与えているが、2ゴールをリードした状況から、アーセナルと勝ち点を分け合うことになったチームを見る限り、彼の気持ちを楽にする手助けにはならないだろう。

ホーム・アドバンテージを失い、ニューカッスルを制圧することに失敗。本拠地で敗北を喫するなど、スパーズが全くもって本調子でないことはパフォーマンスや結果に表れている。

一方では、アウェイのマンチェスター・シティ戦や今回のアーセナル戦で引き分けることで勝ち点を持ち帰る戦果をあげた、という見方はたしかにできるかもしれない。しかし、表面的には安心できそうに見えて、その2試合はいずれも、スパーズらしさを発揮した結果ではなかった。

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