生涯スパーズ・サポーターのマーチン・アンダーセン氏は、2013年から2017年のホワイトハート・レーンでの最後の日まで、ホーム、アウェイ、そしてヨーロッパの大会でその試合を観戦するファンを撮り続けてきた。
100試合以上に渡って撮り続け、良い瞬間、悪い瞬間、興奮の瞬間やストレスの瞬間をカメラに収めている。
アンダーセン氏はデンマークで子供時代を過ごしたが、1978年のアルゼンチン開催のワールドカップをテレビで観て以来、自身のチームとしてスパーズを選んでいる。
1990年代初めにイギリスに移住したことで、テレビの前で声援をおくるのではなく、スタジアムに出向きテラスから観戦することができるようになった。

「選手や監督が入れ代わり立ち代わりするのを見てきたよ。それはストレスが溜まるものかもしれないし、彼らが他のチームに移るときは心が砕けたりすらする」
「時として、フィットボールにはほとんど忠誠心というものがないような気がするね」
「一度はスパーズの選手になり、次の日にはライバルチームでプレーすることができる」
「注目されるのはいつでも選手や監督たちだ」
「それで、ファンに目を向けることに興味を覚えたんだ」
「ファンは決して心に誓ったチームを変えることはない。未来永劫ここにいるんだ。その事実は記録され称賛されるべきだと、僕は感じたんだよ」
