デンマーク人指揮官は、敵地エミレーツ・スタジアムで自分のチームが引き裂かれるのをただ見ているしかなかった。
Evening Standard / Matt Verri
トーマス・フランク政権で最大の試合は、最も重い敗北となった。
トッテナムはノースロンドン・ダービーでアーセナルに4-1で敗れたが、その試合内容からはより良い結果に値したと主張することも憚られるものだった。
前半の大部分は退屈な試合で、その主因はフランクのゲームプランによるものだった。スパーズは36分間に渡りホームチームを抑えたが、前半終了間際にはレアンドロ・トロサールとエベレチ・エゼのゴールで2-0となっていた。
後半にはさらにエゼが2点を加え、夏にこの男の獲得を試みたスパーズにとって特に手痛いハットトリックとなった。
その後、リシャルリソンは40ヤードから見事なシュートを放ち、そのボールは完璧にダビド・ラヤの頭上を越えてバーの下に収まった。だが、スパーズにとってのポジティブな要素はそこで終わった。
フランクの采配が導いた順当な結果
UEFAスーパーカップ以来初めて、スパーズは3バックを採用した。8月のあの夜はスパーズが素晴らしく、前線からプレスをかけ、チャンピオンズリーグ王者に対して真の野心を示した。
しかし今回の前半は、対照的に覇気がなかった。問題はフォーメーション変更や守備的な焦点ではなかった。それらはリーグ最強チームを相手に、必要な戦術だったのだろう。
だが、ゲームプランにおいて、選手たちがここまでその野心を抑える必要はなかったはずだ。スパーズは悪いチームではないが、まるでアーセナルと同じピッチに立つ資格がないかのような姿勢でこの試合に臨んでしまった。
前半は1本のシュートも打てなかった。センターバックは自陣からのフリーキックで前に上がり、デスティニー・ウドギとグリエルモ・ヴィカーリオは試合開始直後から時間稼ぎをし、目に見えた攻撃プランは前線への無意味なロングボールだけだった。
これはリードを守る試合終盤10分の戦術であり、最大のライバル相手に90分間やるものではない。スパーズは36分間アーセナルを抑えたが、先制点が入った時点で結果はほぼ決まったと言えるだろう。
試合終了時点でスパーズはシュート3本、xG(ゴール期待値)は0.07だった。



