スパーズの指揮官が、自身の自伝の創刊を前にこれまでの監督キャリアについて語った。
Evening Standard/Matt Verri
トーマス・フランクは、トッテナムでの仕事を「クレイジーな挑戦」と表現し、就任からこれまでの数ヶ月を振り返った。
このデンマーク人は夏にスパーズの監督に就任し、試合内容には波があるものの、結果の面ではまずまずのスタートを切っている。
スパーズはプレミアリーグで5位につけており、チャンピオンズリーグでは無敗。リーグフェーズでトップ8圏内およびラウンド16への自動進出圏まで、わずか勝ち点1差に迫っている。
「今の私は、クレイジーな仕事とクレイジーな挑戦を抱えている」
フランクは自身の著書『Thomas Frank – Diary from the Premier League: The story of Denmark’s greatest coaching name(トーマス・フランクのプレミアリーグ日記:デンマーク史上最高の指導者の物語)』の発売を前に、TV 2 Sportに語った。
「今はとにかく他に目を向けることなく、24時間365日、勝利と前進だけに集中している」
フランクの就任以降、スパーズではピッチ外でも大きな変化があった。長年クラブの会長を務めたダニエル・レヴィが退任し、新たな経営体制が敷かれている。
それは、フランクがブレントフォードでの7年間で享受していた安定とは対照的である。
「私はスタッフや選手たちに、より大きな場で話すときに繰り返しこう言っている。ブレントフォードでの時間を振り返ったとき、それは我々のフットボール人生で最も素晴らしい時期だったかもしれない。なぜなら、選手とスタッフの間で築いた雰囲気は本当に特別だったからだ」
現在はスパーズの指揮を執るフランクだが、かつてはマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの監督就任に迫っていた。
彼は2024年5月、同じ日に両クラブが次期監督の選考を目的とした面談を行い、午前中にはサー・ジム・ラトクリフと彼のガレージで会い、午後にはメイフェア・ホテルでチェルシーと面談した。
ユナイテッドはエリク・テンハフの続投を決め、チェルシーはエンツォ・マレスカを招聘したが、この経験はフランクにとって自身の歩みを実感させるものだった。
「世界のトップ10クラブのうち2つと、2時間の間隔で話すなんて、かなり特別なことだったよ」
「どちらの仕事も得られなかったけど、それでも大きな出来事だった。2つの面談の合間にバッターシー・パーク(ウェストロンドンのテムズ川沿いの公園)を歩きながら、こう思ったのを覚えている。『クソ田舎のフレゼリクスヴェア出身のトーマス・フランクが、今こんな経験をしてるなんて、本当に現実か?』ってね」



