チャンピオンズリーグでの圧巻ゴールと、前節チェルシー戦後に起きたトーマス・フランク監督との“気まずい場面”について、ファンデフェンが口を開いた。
Football London/Alasdair Gold
ミッキー・ファンデフェンは、チェルシー戦の後にジェド・スペンスとともにピッチを後にした際の“フラストレーション”が、トーマス・フランクとは無関係だったと明言した。
22歳のオランダ人ディフェンダーは、火曜夜のチャンピオンズリーグでコペンハーゲン相手に自陣ペナルティエリアからの高速ドリブルで独走ゴールを決め、ポジティブな話題で注目を集めている。
このゴールは、ブレナン・ジョンソンの退場で10人となったトッテナムが4-0で勝利した試合で生まれた。しかし、週末のチェルシー戦での敗戦後、ファンデフェンはフランクに謝罪する必要があると感じていたという。
あのロンドン・ダービーの後、フランクはファンデフェンとスペンスが自分の方へ歩いてきたのを見て、ホームのファンに拍手を送るよう促した。しかし両選手はそれを拒否し、監督の前を素通りしてトンネルへと向かった。監督はその様子を気まずそうに見送ることになった。
翌日、両選手はそれぞれ自発的にホットスパー・ウェイの監督の部屋を訪れ、謝罪したという。
火曜夜のゴール後、ファンデフェンはその件について早々に切り替え、監督との関係には何の問題もなかったと強調した。
「もちろん、もう過去のことだから、これ以上大きくしたくない。ジェドと僕は歩いて帰っただけで、試合後にただフラストレーションが膨らんでたんだ。それがメディアによってすごく大きく取り上げられてしまったけど、正直言って大したことじゃなかったんだよ」
「みんな“監督との問題”だと思ってるけど、監督とは何の関係もないよ」
「試合後にフラストレーションがあっただけ。自分自身のパフォーマンスも悪かったし、良いプレーをしたかったのにできなかった。だからただ早くドレッシング・ルームに戻りたかっただけなんだ。さっき言ったように、メディアが勝手に話を膨らませただけだよ」
フランクは、ファンデフェンの驚異的なゴールについて冗談交じりにこう語っている。
「まるでリオネル・メッシがミッキー・ファンデフェンに変身したようだったよ。自陣ゴール前から猛然と駆け上がって、素晴らしいゴールを決めた。彼は今季の全公式戦でチーム内得点王だと思うし、これからもどんどん行ってくれていい。試合後に怒って私の前を素通りしても構わないよ!」
ファンデフェンは、チェルシー戦で自分たちがサポーターを失望させたことを認め、コペンハーゲン戦での立て直すことができたのはファンの後押しがあったからだと語った。
「今夜のファンは素晴らしかったし、僕らの良いパフォーマンスがそれを後押ししたと思う」


