ハリー・ケイン、トッテナムのトロフィー獲得について言及し、感情的な復帰について改めてその意中を明かした。
football.london/Ryan Taylor
トッテナムのレジェンドであるハリー・ケインは、バイエルン・ミュンヘンとの契約に5,400万ポンドの契約解除条項があり、1月になるとこの条項が発動できる。
昨シーズンのヨーロッパリーグでの勝利に続き、トッテナムがもっと多くのトロフィーを獲得できることをハリー・ケインは望んでいる。だが、同時に、現時点ではノースロンドンへの復帰を考えていないことも改めて表明した。先月、スパーズの監督であるトーマス・フランクは、イングランド代表キャプテンを両手を広げてN17に歓迎すると公言した。
その発言を受けて自身の将来についてインタビューで問われたケインは、ドイツでの生活に馴染んでいるだけでなく、バイエルン・ミュンヘンとの契約延長にも前向きであることを明らかにした。ケインの現在のバイエルンとの契約は2027年夏まであるが、彼をプレミアリーグに連れ戻すために、1月に発動する5,400万ポンドの契約解除条項が存在する。
しかし、インタビューに応じたケインは、トッテナムへの感情的な復帰は現時点では頭の中にはないことを改めて明かした。たとえクラブのヨーロッパリーグでの偉業を祝福しているにしてもだ。
「(戻るかどうかは)分からない。僕はミュンヘンでの生活にとても満足している。それ(スパーズ復帰)は僕が考えていることではないよ。僕が人生を多くをそこで過ごしたのだから、(スパーズについて話すときは)いつだって『僕たち(We)』になるね」
「僕はクラブのファンだし、いつも試合を見て、どうなっているかを確認するよ。間違いなくいつも僕の人生の一部なんだ。でも今のところ、僕はここでの生活を楽しんでいる。トロフィーを獲るのを見れたのは素晴らしかった。選手やスタッフの中にたくさんの友人がいるからね」
「僕らがどれだけ長くタイトルを待ち、過去にどれだけ近づいたかを知っている。だから、ファン、クラブ、そして関わったすべての人にとって、あの感覚を持ち、あのトロフィーを獲得できたことは大きかったよ。それは本当に重要なことだ。そして、クラブがさらに前進し、もっと勝てることを願っている」
ケインは現在、プレミアリーグで213ゴールを記録しており、アラン・シアラーの歴代最多得点記録まであと47ゴールに迫っている。
だが、たとえこの32歳のイングランド代表ストライカーが母国に戻り、その記録を破ったとしても、アーリング・ハーランドが好き放題にゴールを量産しているため、その記録が長く続く保証はない。


