元トッテナムのコーチであるライアン・メイソンがウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンの監督に就任した理由と、ノースロンドンのクラブを去った理由を説明した。
football.london/Sam Truelove
ライアン・メイソンは、アントニオ・コンテの下で働いた自身の経験について明らかにし、アンジ・ポステコグルーの下でのヨーロッパリーグでの成功の後、なぜトッテナムを去ることを決めたのかを説明した。
この34歳のメイソンは、この夏にスパーズを離れてウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンの監督に就任し、クラブとの長い関係に終止符を打った。メイソンは選手としてこのクラブで8年間過ごした後、2018年にコーチとしてトッテナムに戻り、ジョゼ・モウリーニョ、アントニオ・コンテ、そしてアンジ・ポステコグルーの下で働いた。
この元ミッドフィルダーは、2023/24シーズンを前にポステコグルーのアシスタントに加わる前、2021年と2023年には暫定監督にも任命された。メイソンは選手たちから好かれており、ビルバオでのマンチェスター・ユナイテッド戦での1-0の勝利を誰にも負けないくらい楽しんでいた。
しかし、メイソンには常に監督になるという野心があり、ほんの数ヶ月前にはポステコグルーとこの件について話していた。Sky Sportsのインタビューで、メイソンは次のように語った。
「僕らは共に歴史を作り、永遠に結びついているだろう。誰かと一緒に栄冠を手にすると、その繋がりは決して壊れないからだ。この12ヶ月間、僕には(独立するという)願望があり、その時がきたと感じたんだ」
「僕はアンジと話し、彼は『その時だと感じたなら、思い切ってやってみろ』と助言してくれた」
「この12ヶ月間でいくつかのクラブと話したけど、どこも適切なクラブだと感じられなかった。スパーズとのビルバオでのシーズンの終わり方は素晴らしかったよ。アルビオン(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンの愛称)が興味を持っていると知ったとき、やっと適切だと感じた。素晴らしい歴史と印象的な人々を抱える巨大なクラブだ。僕はすぐに真の調和と繋がりを感じたんだよ」
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンは、メイソンの下で新シーズンをまずまずの形でスタートさせており、チャンピオンシップの8試合で4勝2分を記録している。これにより、バギーズは4位につけており、首位のミドルズブラとは勝ち点4差だ。
メイソンはまた、アントニオ・コンテの下での経験と、イタリア人から何を学んだかについて振り返った。コンテは2021年11月にヌーノ・エスピリト・サントの解任を受けて就任し、スパーズをチャンピオンズリーグ出場に導いた。しかし、トッテナムは翌シーズンは調子を崩し、度重なる公の場での感情的な発言の後、コンテは2023年3月に双方合意の上でクラブを去った。
「勝利こそが全てだった。準備、ディテール、人生の生き様。何よりも勝利に夢中で、それがこっちにも乗り移ってくるほどだったよ。彼は素晴らしかったね」



