元トッテナム・ホットスパーのデレ・アリが、イタリアのコモでの苦闘の後、引退を考えていると報じられている。
football.london/Keifer MacDonald
元トッテナム・ホットスパーのスター選手であるデレ・アリが引退を検討していると報じられている。彼は監督のセスク・ファブレガスによって、コモのトップチームから追放された。この29歳は、2023/24シーズン終了時にエバートンを離れた後、1月にセリエAのコモと18ヶ月の契約を結んでいた。
しかし、デレは3月15日に行われたACミランとのデビュー戦で退場処分を受けて以来、コモでは出場していない。2-1で敗れたサン・シーロでの試合の後、ファブレガス監督はさらに7回彼を試合での招集メンバーに選んだが、セリエAでの唯一の公式戦出場記録を増やすことはできなかった。
La Gazzetta dello Sport紙によると、2015年にMKドンズからスパーズに加入し、ノースロンドンで7年間を過ごしたデレは、ファブレガスによって「冷遇」され、「現在、登録メンバーに入らない大勢のコモの選手たち」と共に練習させられているという。
イタリアのこのメディアの報道は、デレ・アリが5ヶ月前に行われたミランとの試合での退場処分を受けた後、ファブレガスから「厳しく」批判されたと付け加えている。
現在、ディナモ・ザグレブから2500万ポンドで獲得したマルティン・バトゥリナと、ルーカス・ダ・クーニャ、そしてマクサンス・カケレの成長が重なり、デレはコモで戦力外と見なされている。
そして金曜日の午後、La Gazzetta dello Sport紙は、近年、調子とフィットネスの両方で悲惨なキャリアの衰退を経験した後、デレがわずか29歳で自身のキャリアに終止符を打つかどうかを検討していると報じた。
デレは2022年にトッテナムを去って以来、困難な時期を耐え忍んできた。彼は2023年の感動的なインタビューで、自身の困難な生い立ちについて率直に語っている。
このミッドフィールダーは、かつて世界のフットボール界で最も明るい才能の一人と見なされており、マウリシオ・ポチェッティーノの下で輝きを放ち、2017/18シーズンには全コンペティションで22ゴールを記録した。デレはチャンピオンズリーグ決勝に進出したスパーズで重要な役割を果たし、イングランド代表として37試合に出場した。
怪我によって彼の目覚ましいキャリアは頓挫し、エバートンとベシクタシュでの期間も彼のキャリアを再始動させる触媒とはならなかった。そして今、コモとの契約が残り1年となる中、アリは引退を検討していると報じられている。
