トッテナムはこの夏、移籍契約から2年越しでようやくルカ・ヴシュコヴィッチをクラブに迎え入れることになる。
TBR Football/Mehdi Gokal
スパーズは2023年にハイドゥク・スプリトとルカ・ヴシュコヴィッチの獲得で合意に達していた。しかし、Brexit(イギリスの欧州連合離脱)の規定により、ヴシュコヴィッチが18歳になるまではトッテナムでプレーすることはできなかった。
スパーズとの契約後、彼はヨーロッパで最も有望な若手ディフェンダーの一人として頭角を現しており、見事なパフォーマンスを披露してきた。昨シーズンはベルギーのウェステルローにローン移籍し、そこでも引き続き印象的な活躍を見せた。
そして現在、ヴシュコヴィッチはロンドンに姿を現しており、正式に新クラブであるトッテナムに合流したところだ。そんな中、クリスティアン・ロメロを巡る状況が不透明さを増しており、クロアチア人センターバックの即戦力としての将来が話題となっている。
ロメロ退団の可能性を考慮したヴシュコヴィッチ起用プラン
ロメロはスペイン移籍の噂が絶えず、複数報道によると、本人はアトレティコ・マドリード移籍を強く希望しているという。
また、ロメロはトッテナムの新契約のオファーを断り、退団の意思を明確にしたとも伝えられている。その理由は金銭面ではなく、キャリアにおける「次のステップ」を求めているからだという。
こうした現状を踏まえ、The SunのTom Barclayによれば、トーマス・フランクはプレシーズン期間中にヴシュコヴィッチをじっくり観察する予定であり、印象的なプレーを見せればトップチームに留める可能性もあるとのこと。
ただし、同報道はヴシュコヴィッチがローンで放出される可能性が高いことも付け加えており、行き先としてはブンデスリーガが有力視されている。中でも新たに昇格したハンブルクが、ローン獲得に強い関心を示しているクラブのひとつである。