クラブ・ワールドカップ決勝は、PSGにとってチェルシー相手に大敗を喫した上、試合終盤には規律も失われる結果となった。そして、次は別のロンドンのクラブと対戦することになる。
football.london/Alasdair Gold
トッテナム・ホットスパーは、来月のUEFAスーパーカップでパリ・サンジェルマンと対戦する際、日曜日にチェルシーが見せたようなパフォーマンスを再現したいと願っているだろう。しかし、ジョアン・ネヴェスが“後ろ髪を引っ張った”ことによって退場したが、どうなるのだろうか?
チェルシーは日曜日、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われたFIFAクラブ・ワールドカップ決勝で、フランス王者を驚かせた。前半だけでコール・パーマーの2ゴールとジョアン・ペドロのゴールで3-0とリードを奪い、ルイス・エンリケ率いるチャンピオンズリーグ王者はアメリカでの試合で挽回の糸口を見出すことができなかった。そして終盤にネヴェスが退場となったことで、さらに困難なものとなった。
ボールがない場面で、チェルシーの左サイドバックであるマルク・ククレジャに体をぶつけられた20歳のネヴェスは、ククレジャの長髪を引っ張ることで応戦した。ククレジャはすぐさま倒れ込み、VARはアリレザ・ファガニ主審にピッチサイドのモニターでの確認を促した。主審はその映像を確認した上で、暴力行為と見なしてネヴェスに対して迷いなく退場処分を下した。
すでにPSGの選手たちの間ではフラストレーションが高まっており、レイト・タックルがいくつか見られていた。ネヴェスは、チェルシーの選手が時間稼ぎをしていると感じていたようで、あるチャレンジの後に倒れ続けるククレジャを無理やり立たせようとした場面もあった。
試合終了後にも選手間で衝突があり、PSGのエンリケ監督は、ある場面でチェルシーの新加入選手ジョアン・ペドロの顔にその手が当たったように見えた。
「試合終了時には、多くの緊張感がある。すべての人が避けられたであろう状況があったと思う。それは当然のことだ」
試合後にエンリケは語った。
「自分の選手たちが、それ以上の乱闘に関与しないように止めようとした。そこから先は、すべての人が押し合いを始めてしまった」
「私は何度でも言うが、それは最善の行動ではない。それは、緊張の結果であり、試合の状況がもたらしたものである。それ以上付け加えることはない」


