チェルシーはボルシア・ドルトムントからジェイミー・ギッテンスを獲得し、アーセナルがノニ・マデュエケ獲得に本腰を入れる可能性が高まった。
The Guardian/Jacob Steinberg & Ben Fisher
20歳のウィンガーであるギッテンスは、ドルトムントから4850万ポンド＋出来高350万ポンドでチェルシーに加入し、今夏スタンフォード・ブリッジに加わった4人目の攻撃的な選手となった。エンゾ・マレスカ監督の前線のオプションはすでに豊富であり、ポジション争いの激化はマデュエケが自身の将来について考えるきっかけとなるかもしれない。
クラブ・ワールドカップ終了後には、パルメイラスのウィンガーであるエステヴァン・ウィリアンの加入も控えており、リアム・デラップとジョアン・ペドロはすでに加入済みである。
一方、マデュエケが売却された場合、ウェストハムはチェルシーがモハメド・クドゥスに対して新たなオファーを出してくることを予想している。ウェストハムはクドゥスをトッテナムに売ることを望んでおらず、代わりにチェルシーとの取引には応じる用意がある。
現時点でのマレスカの構想では、来季に向けて最大9人のシニアの攻撃的な選手を抱えることが計画されている。しかしチェルシーは放出も視野に入れており、マデュエケについても、出場機会が限られる懸念を受けてオファーに耳を傾ける構えである。
アーセナルはすでにマデュエケと個人条件について協議しており、イングランド代表フォワードの獲得オファーを出すかどうかを検討している。チェルシーはこの23歳を積極的に売却しようとしてはいないが、彼がアーセナル移籍を望めば、引き止めるつもりもない。
ミケル・アルテタ監督は新たに2人のウイングを補強する意向を持っており、レアル・マドリードのロドリゴやクリスタル・パレスのエベレチ・エゼの動向も追っている。マデュエケの魅力はそのスピードと両サイドでのプレー能力にあり、ブカヨ・サカの右サイドのバックアップとしても、また左サイドでもプレー可能なこともある。
チェルシーがマデュエケを放出する場合、高額の移籍金を求める方針である。これは、ウェストハムがクドゥスに対して最低6000万ポンドを要求していることや、ノッティンガム・フォレストがアントニー・エランガに対してニューカッスルから5000万ポンド以上を要求していることに倣うと見られている。
マデュエケは主にチェルシーで右ウイングとして起用されてきたが、来季はペドロ・ネトやエステヴァンとのポジション争いが予想され、さらに来年の夏にはスポルティング・リスボンからジオバニ・クエンダも加入予定である。
またチェルシーはマンチェスター・ユナイテッドのアレハンドロ・ガルナチョや、リヨンのマリック・フォファナの動向も注視している。
