高井幸大選手が川崎フローターレに感動的な別れを告げ、トッテナムへの移籍が間近に

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トッテナムはこの夏最初の新戦力を迎えようとしている。クラブに加入予定の若きセンターバックが所属クラブのサポーターたちに別れを告げた。

football.london/Alasdair Gold

高井幸大は、土曜日に川崎フロンターレのサポーターに別れを告げたのち、トッテナム・ホットスパーへの移籍手続きを完了させることになる。

Jリーグの鹿島アントラーズ戦に先立ち、20歳の日本代表ディフェンダーにとってこの試合がクラブでの最後の試合となることが発表された。彼が「海外クラブへ移籍する」という知らせは、満員の観衆を集める要因となった。その試合で彼はフル出場し、好調な鹿島を相手に2-1の勝利を収めることに貢献した。

試合後、高井は一度ドレッシングルームへ下がったのち、チームメイトたちによる花道に迎えられてピッチに再登場。仲間たちは彼にハイタッチをしたり、頭を軽く叩いたりして送り出した。

そして彼はピッチの中央へと一人で歩いていき、等々力陸上競技場の大型スクリーンでは彼に捧げる映像が上映された。

映像には、クラブでの81試合のハイライトがまとめられており、その中で彼の4ゴール、1アシストも記録されていた。

高井は、昨年の川崎の日本スーパーカップ制覇に大きく貢献し、Jリーグの年間最優秀若手選手にも選出されていた。

また、AFCチャンピオンズリーグでも豊富な経験を積み、5月に決勝へ進出した川崎の中心選手でもあった。
日本代表としても、20歳の誕生日直後にデビューを飾り、すでに4試合のW杯予選に出場している。

なお、昨年10月の内転筋の負傷がなければ、欧州組中心の代表チームにおいてもさらなる出場機会があったと見られている。

ファンに向けた映像では、彼が7歳で川崎のユースに加入した頃の姿も映し出され、さらにもう一度ハイライトが流れたのち、映像のラストにはスタジアム上空に流れ星が輝く感動的なシーンが映し出された。これはおそらく、彼のプレミアリーグ挑戦を象徴していたのだろう。

その後、高井はマイクを渡され、約3分間にわたるスピーチを行った。

スピーチはチームメイトと観客からの拍手を呼び起こし、スタジアムの四方に向かって頭を下げて挨拶をして終わった。

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