元マン・ユナイテッドの4人の登用により数百万ポンドの収益増を目指す

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ビジネス戦略コンサルティング会社のAltius8がスパーズを初の主要顧客として獲得し、クラブの商業活動を支援することになった。

football.london/Dave Powell

トッテナム・ホットスパーは、元マンチェスター・ユナイテッドの幹部4人が設立したビジネス戦略コンサルティング会社のサービスを利用することになった。

ユナイテッドのアライアンス・パートナーシップ担当CEOだったヴィクトリア・ティンプソンと、他の元幹部(アリ・エッジ、トム・リストン・ジョーンズ、元コマーシャル・ディレクターのフローレンス・ラファイエ)が手を組み、世界的コンサルティング大手のTeneoの支援を受けてAltius8を設立した。Teneoはこのスタートアップ企業に投資している。

スパーズはAltius8の最初の顧客となった。クラブは収益を増やし、ピッチ上の活動に持続的に投資し続けることで、安定してタイトル争いに挑めるよう、商業活動を強化しようとしている。

Altius8を運営する幹部たちは、一部がユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ卿が実施した人員削減の影響を受けた者もいるが、莫大なフットボール業界での経験を持っており、近年、TeamViewerやSnapdragonとの胸スポンサー契約など、ユナイテッドの大きなコマーシャル契約のいくつかに貢献してきた。

外部のコンサルティングを招き入れるという決定は、トッテナムの既存の商業体制を支援・補強することを目的としており、ユナイテッドのピッチ上での成功が長期に渡って欠如していたにもかかわらず、商業収益が毎年増加していたのと同様に、スパーズでもスポンサーシップ関連の収益を増やそうという狙いがある。

Altius8の20名からなるコンサルティング・チームが支援する主要なスポンサーシップ関連の案件は、トッテナム・ホットスパー・スタジアムのスタジアム命名権となる。この命名権は2019年にスタジアムが建設されて以来、取引可能だったが、スパーズのダニエル・レヴィ会長は、自身がふさわしいと感じる価値(契約料)での契約を成立させることができていなかった。

外部コンサルであるAltius8の専門知識を活用し、プレミアリーグの商業情勢に関する既存の知識と世界的なブランドとの強力な関係を持つ彼らの協力を得ることで、クラブが商業収益を大幅に増加できることが期待されている。

なお、スパーズが商業活動のために外部の支援を招き入れた最初のクラブというわけではない。エヴァートンも2022年後半に米国企業Elevate Sports Venturesの支援サービスを利用し、マージー川沿いに建設中の新しい52,888席のスタジアム(現在はヒル・ディッキンソン・スタジアムとして知られている)の命名権パートナーを探すプロセスを開始している。

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