リーグ・アンのクラブは、試合終盤に9人になりながらもハリー・ケイン率いるバイエルンを退けたが、パリ・サンジェルマン(PSG)との大一番をおよそ1ヶ月後に控えるトッテナム・ホットスパーにとってわずかな追い風もたらした。
football.london/Alasdair Gold
アメリカのアトランタで行われたこの試合で、PSGはブンデスリーガ王者を2-0で倒した。78分にデジレ・ドゥエが先制ゴールを決め、アディショナルタイムにはウスマン・デンベレが勝利を決定づける得点を挙げた。この終盤のダメ押しゴールは、ウィリアン・パチョとリュカ・エルナンデスが退場処分を受けた後のことだった。
この試合では、前半終了間際にバイエルンのジャマル・ムシアラが足首に重傷を負い、両チームの選手たちがその深刻さに動揺する場面もあった。
勝利したチャンピオンズリーグ王者PSGは準決勝でレアル・マドリードと対戦することになった。この試合は現地時間で水曜日、ニュージャージー州メットライフ・スタジアムで行われる。
シャビ・アロンソ率いるレアル・マドリードに勝利すれば、ルイス・エンリケのPSGは7月13日(日)に同じくメットライフ・スタジアムで行われる決勝に進出することになる。相手はチェルシーかフルミネンセのいずれかだ。
では、これがどのようにしてトッテナムに影響するのだろうか?それは、トーマス・フランクが率いるノースロンドンのクラブにとって初の公式戦が、ヨーロッパリーグ優勝クラブとチャンピオンズリーグ優勝クラブが対戦するUEFAスーパーカップになるからだ。この試合は8月13日(水)、イタリアのウディネで行われる予定である。
トッテナムのサポーターは、この大舞台での相手が実力に満ちた選手層と素晴らしい練度も備えたPSGになりそうだという点に不安を感じている。フランク体制下での初陣は、世界最高クラスのチームとの対戦という大きな試練となる。
だからこそ、スパーズとしてはPSGにクラブ・ワールドカップで順調に勝ち進んでもらい、7月13日の決勝に進出してほしいと願う理由がある。というのも、FIFAの規定では、トーナメント終了後には選手たちに最低3週間の休暇を与えなければならないからだ。
つまり、PSGが決勝まで進めば、最低限の休養期間を取ったとしても、選手たちがプレシーズン・トレーニングに戻ってくるのは8月4日または5日以降になる。